Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
人間は柔軟物操作の能力がきわめて高く,様々な作業を日々おこなっている.一方で,ロボット等の自動機械の柔軟物操作能力は,人間に遠く及ばないのが現状である.本研究の目的は,「精緻な柔軟物操作の能力を自動機械に獲得させること」である.この考えのもと,大きく三つの研究項目を設定する.(A)柔軟物操作の根幹である「柔軟物の表現」の再編成,(B)その表現を利用した柔軟物の状態推定,(C)自動機械に精緻な操作能力を獲得させるための行動学習,である.上記(A)~(C)に関する効果的な方式を提案し,現実社会に多く存在する柔軟物操作が自動化の対象になりうることを示す.