Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
ディープニューラルネット(DNN)は医療や犯罪捜査など社会基盤としての応用が期待される一方で、社会的バイアスを持つことが知られはじめている。例えばDNNが犯罪捜査に使われた場合、社会的マイノリティ(人種など)に対する不利な判定につながり、社会基盤として実装する前に必ず解決するべき重大な問題である。本研究では学習によって得られる複数の視覚パターンの組み合わせで画像を表現するという新しいDNNのパラダイムを提案した上で、視覚パターンとDNNモデルの出力の関係からバイアスを定量化する手法を構築し、DNNモデルが持つバイアスを低減する手法を確立する。