Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
レーザーの発明以来、短パルス化・短波長化などの様々なレーザー技術の極限化が行われてきた。その中で短波長かつ単一周波数の領域は未だにフロンティアとして残されている。真空紫外域における単一周波数・波長可変レーザー技術はその代表例と言える。真空紫外全域で波長可変な単一周波数レーザーは未だに存在せず、これが実現できれば、光源の制約から実現が困難であった真空紫外域における新たな応用研究につながる。本研究では、真空紫外100-200 nm全域で波長可変な単一周波数レーザー技術を確立し、Lyman-αレーザーによってはじめて可能となる水素原子のレーザー冷却を実現する。