Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
本研究では、アルミニウム(Al)合金において、Al母相とA高融点Al基金属間化合物相との微細共晶組織による300℃で350MPa以上の耐熱性、およびその金属間化合物相のマルテンサイト変態に伴う双晶型制振特性によりコーティングレスでマグネシウム(Mg)合金並みの制振性を併せ持つ鋳造合金創製のEutectic Engineeringを提案し、既存のADC12鋳造Al合金を超える『耐熱性』に加えて、軽金属でライバルのMg合金にはあるがAl合金にはない『制振性』を付与した革新的な材料を創製すること、機能性付加というEutectic Engineeringの学理を確立することを目的とする。