Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
磁気1次反転曲線(FORC)法は、磁性材料内部の保磁力分布及び相互作用磁場分布を同時に評価可能な手法として近年注目されている。本研究では、誘導起電力法による高精度FORC測定装置を製作し、国内外の専用施設が保有する中性子照射済みの原子炉圧力容器鋼のFORC測定を系統的に実施することで、FORC図と照射脆化の相関データベースの構築、中性子照射によるFORC図の特性変化のメカニズム解明を行う。更に、相関データベースを教師データに用いた深層学習モデルによる照射脆化評価法を開発しその有用性を検証する。