Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
数個の金属元素からなるクラスターは、原子軌道に類似した対称性を持つ電子軌道を発現できることが理論的に示されている。これは超原子とよばれ、原子そのものを模倣することによる元素代替の可能性が注目されている。こうした超原子は気相法による合成が盛んに研究されてきた。一方で高分子を利用した原子数を規定する手法により液相で超原子を合成する手法も新たに報告されている。そこで本研究では原子数や構造を規定できるナノ材料の合成手法を開発する。これにより、基板および担持剤上での微小クラスターの機能開発を行う。