Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
日本において,高病原性鳥インフルエンザウイルス(HPAIV)は,養鶏業界の脅威となっており2022年度は過去最大の被害となり,鶏卵生産にも影響がでている。本研究では,HPAIV対策では使用できない獲得免疫機構を利用したワクチネーションに頼らない自然免疫系に着目し,HPAIV感受性ニワトリ,抵抗性ニワトリや遺伝子改変ニワトリをモデルとして利用し,HPAIV感染対策に有効な自然免疫系関連遺伝子の解析を行う。最終的には,HPAIVに感染しない,もしくは感染してもウイルスを排出しないニワトリの育種へ活用する。