Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
オートファジーの制御に関して、誘導を担うシグナル伝達機構に加えて、十分量のオートファジーが進行した時、過剰なオートファジーを抑制するネガティブフィードバックをもたらす機構が存在することが想定される。そこで本研究課題の核心をなす学術的「問い」として、「オートファジー量はどのような機構を介して感知され制御されるのか?」を掲げる。我々が独自に同定した液胞膜タンパク質Tag1は酵母において窒素飢餓で誘導されるオートファジーの終結に必須である。その立体構造予測よりTag1は脂質に結合する脂質センサーであることが想定され、Tag1がオートファジーの進行を制御する分子機構を解明する。