Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
気管切開下での長期人工呼吸管理が必要な患者さんは、人工呼吸器からの陽圧がなくなると肺胞虚脱、ガス交換悪化、呼吸仕事量増大が引き起こされる結果、離脱が困難となります。また長期人工呼吸管理は、患者予後の悪化だけでなく医療費用の増大につながっています。本研究では、「呼気陽圧の発生は人工呼吸器なしには不可能」という従来の常識を破壊し、「コネクタにより人工呼吸器を使わなくても呼気陽圧を発生させることが可能」という新規技術を創出することで、長期人工呼吸器依存患者における人工呼吸器からの離脱に挑みます。