Project/Area Number |
23H03746
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 90120:Biomaterials-related
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
岩尾 康範 和歌山県立医科大学, 薬学部, 教授 (30433022)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福田 達也 和歌山県立医科大学, 薬学部, 講師 (90805160)
池田 真由美 和歌山県立医科大学, 薬学部, 助教 (90965708)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥19,110,000 (Direct Cost: ¥14,700,000、Indirect Cost: ¥4,410,000)
Fiscal Year 2023: ¥10,920,000 (Direct Cost: ¥8,400,000、Indirect Cost: ¥2,520,000)
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Keywords | イオン液体 / DDS / 経皮吸収 / 経口吸収 |
Outline of Research at the Start |
近年医薬品として開発される薬物は、難水溶性低分子、ペプチド、核酸など多様化しており、これら薬物に共通して適用できる吸収促進溶媒の開発が望まれている。研究代表者は、室温で液体状態を示す塩「イオン液体」が高い経皮吸収性を有することを明らかにしてきた。本研究では、様々なイオン液体を調製後、経皮および経口投与した際の難水溶性薬物と高分子薬物の吸収性の差異を解析することで、イオン液体の生体内動態の詳細と薬物送達性への影響を理解し、吸収性・安全性・安定性の高い革新的イオン液体創製につなげる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、難溶性低分子薬物や高分子薬物の経皮および経口投与後の吸収におけるイオン液体自身の吸収・分布・代謝・排泄の影響、イオン液体の毒性の解明、それらの知見を活用した経皮・経口送達のための新世代イオン液体の構築である。本年度は、新規イオン液体の調製と物性解析を中心に行った。用いるイオン液体はCAGEに加えて、これまでの予備検討の結果から見出した、経皮吸収性の高かったカチオン種(テトラブチルホスホニウム、1-アリル-3-ブチルイミダゾリウムなど)とアニオン種(ゲラン酸、ヘキセン酸、トリフルオロ酢酸、サリチル酸など)からイオン液体を創製し使用した。調製方法は、各アニオン/カチオン分子(molar比1:1)をアセトンorジクロロメタン、40℃で1時間incubation後、一日減圧乾燥することで、完全に溶媒を除去することで作製した。調製したイオン液体の構造はプロトンNMR法、フーリエ変換赤外分光法(FT-IR)法で解析し、物性として、粘度を調べた。その結果、10種類以上の新しいイオン液体が見出れた。ヒト血清アルブミンをモデル薬物として、アルブミンーイオン液体をブタ皮膚に塗布して、in vitro経皮吸収実験を行った結果、アルキル鎖の長いイオン液体で、真皮内へ高い移行性を示すことが明らかとなった。今後はイオン液体自身の局在を明らかにする必要があるだろう。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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