Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
わが国には,少なくとも100万人程度の男性不妊患者が存在している.精巣内のクレアチン(Cr)濃度は,造精能を反映すると言われているおり,本研究ではMagnetic resonance imaging(MRI)を用いて精巣のCr代謝およびその分布を高感度・高分解能・広範囲で画像化することを目指す.画像化するMRI撮影法は Chemical exchange saturation transfer (CEST)イメージング法と呼ばれ,CrをCESTイメージングのターゲットの代謝物とすることで,精巣内Cr濃度に加えて,その位置情報や分布が得られ,間接的に造精能や精巣機能を診断できる可能性がある.