Project/Area Number |
23H05045
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1180:Education on school subjects, primary/secondary education-related
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
UCHIYAMA CHIEKO 筑波大学, 附属駒場中学校, 教諭
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2023: ¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
|
Keywords | 環境ウイルス / 高校生物 / 変異 |
Outline of Research at the Start |
水平伝播により生命体がvariationを得ていくためには、細胞外DNAの膜の出入りやウイルスの感染が例として考えられるが、昨今、話題となっているウイルスは、ヒトへの感染が確認されていない環境ウイルスであっても、その扱いとウイルスそのものを実験で確認することは中等教育では難しい。そこで近年、手法が確立され普及した環境DNAに着目し、ウイルスの環境DNA検出を通して生命体のvariationや種を越えた多様性(diversity)の理解を深める実験教材の開発と学習者の思考力・判断力・表現力を育むことも念頭に置きながら、「環境ウイルス」を題材とした実験教材開発および授業デザインの検討を行っていく。
|
Outline of Final Research Achievements |
昨今、話題となっているウイルスは、ヒトへの感染が確認されていない環境ウイルスであっても、その扱いとウイルスそのものを実験で確認することは中等教育では難しい。そこで近年、手法が確立され普及した環境DNAに着目し、高等学校で実施可能な環境ウイルスを検出する実験プロトコルを作成した。この実験プロトコルを用いて高校3年生を対象とした授業を展開し、授業後に記述式のアンケートを実施したところ、ウイルスと生態系全体との関係に着目するための教材になり得ることが示唆された。
|
Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
本研究で開発した実験教材を活用する授業計画と実践によって、環境ウイルスの存在が広く認識され、高校生が実験を通して生態系に対するウイルスの関わりを考えることが期待される。また、高校生が科学的な探究活動で活用することが可能になったと考えられる。 これらの学習活動を通して、生命体のvariationや種を越えた多様性(diversity)の理解を深めることに繋げていくことが可能になったと考えられる。
|