Project/Area Number |
23H05052
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1180:Education on school subjects, primary/secondary education-related
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
YOKOYAMA YUKI 広島大学, 附属東雲小学校, 教諭
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2024-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2023: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
|
Keywords | 特別支援教育 / 図画工作 / 好奇心 / アセスメント / 小学校特別支援学級 / 探究 / 知的障害 |
Outline of Research at the Start |
本研究のテーマは,障害のある児童生徒の図画工作・美術科における好奇心アセスメントの開発である。近年,好奇心に基づいた探究力の強化や児童生徒の主体性を引き出す指導が求められている。そこで本研究では,リサーチ・クエスチョンとして,好奇心や探究はどのような様相であるか,それらを喚起させる学習方略とはどのようなものであるかと設定し,好奇心や探究に焦点を当て,それらの高まりや促進要因を解明することを目的とする。そして,児童生徒の主体的な学びが実現できる授業づくりの指標として図画工作・美術科における好奇心アセスメントシートを開発する。
|
Outline of Final Research Achievements |
本研究の目的は,発達障害や知的障害のある児童生徒の創造活動における好奇心の特徴を教師評定により測る尺度を開発すること,そして,本尺度を,主体的な学びが実現できる授業づくりの指標とすることであった。その結果,知的障害のある児童の好奇心が高まる創造的活動の開発や探究を深める様子の分析,考察を行うことができた。好奇心を育む要因として交流方法や場の創出などが挙げられた。しかし,尺度の開発までには至らなかったため今後の課題である。
|
Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
本研究では,広島県立歴史博物館,広島大学など地域と連携し,授業を開発した。児童は,本実践を通して,余暇活動の一つとして家族と博物館や美術館等に訪問する機会が増えた。そして,新奇で多様な情報を求めようとする拡散的好奇心(西川,2021)が実践終了後も持続したことがうかがえた。成果発表として,日本特殊教育学会第61回大会,日本LD学会第32回大会にてポスター発表を行った。また,InSEA World Congress 2023(トルコ)にて口頭発表(オンライン)を行った。
|