Outline of Research at the Start |
現在の高精度放射線治療における線量管理は1次元もしくは2次元での検証であり, 高精度治療の検証には不十分な場合がある. また, 各施設内で評価項目や評価基準が設定されているためその精度にはばらつきがあり, 近年では各施設の線量管理に加えて第三者的検証の重要性が高まっている. そこで本研究では, 3次元線量分布を測定可能なポリマーゲル線量計を用いた第三者評価の方法を確立することを目指す. ゲル線量計は作製方法や温度変化などで不確かさを生じる可能性があるため, 照射方法や線量分布の取得方法などの計測条件を検討するとともに精度や不確かさの程度, 再現性, 正確性, などの項目について評価する.
|