敗血症における病態の異質性の同定と個別化医療の実現
Project/Area Number |
23H05350
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
3210:General internal medicine, organ-based internal medicine, internal medicine of the bio-information integration, and related fields
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Research Institution | Okinaka Memorial Institute for Medical Research |
Principal Investigator |
大沢 樹輝 (財)冲中記念成人病研究所, その他部局等, 研究者、医師
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2023: ¥480,000 (Direct Cost: ¥480,000)
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Keywords | 敗血症 / エンドトキシン吸着療法 / 個別化医療 |
Outline of Research at the Start |
敗血症の予後改善には、個々の病態を考慮した上で適切なタイミングでの適切な治療介入が必要である。そのため、画一的な治療のみで敗血症患者全体の予後を改善させることは難しい。本研究では、敗血症に対して治療効果が期待されつつも適応が厳密に定まっていない治療に焦点を当て、最新の機械学習モデルを用いて各治療の効果が高いと思われる病態を同定することにより、敗血症における個別化医療戦略を同定を試みる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、敗血症において治療効果が期待されつつも適応が厳密に定まっていない治療に焦点を当て、各治療の効果が高いと思われる病態を同定することにより、敗血症に対する個別化医療戦略を確立することであった。そして、エンドトキシン吸着療法(polymyxin B hemadsorption: PMX-HA)に焦点を当て、同治療が敗血症患者全体に対しては必ずしも死亡率改善効果が期待できないが、一部の顕著な凝固異常を来した患者もしくは高乳酸血症を来した患者に対しては高い治療効果が期待できることを明らかとした。本研究は集中治療領域のトップジャーナルの一つであるCritical Care誌に掲載された。今後の前向き介入試験における追試にて外的妥当性の検証が行われることが期待される。本研究で得られた知見は、敗血症患者に対するエンドトキシン吸着療法を活用した個別化医療を推進を行う上で重要な一歩となる。そして同様の研究の枠組みを通して多くの治療法の最適化を試みることで、あらゆる病態生理を背景に持つ敗血症患者全体の生存率向上に繋げられる可能性があると考えている。今後の展望としては、本研究の枠組みを広く救急・集中治療分野全体へ広め、自身としても他の治療法の最適化のための研究を継続すると共に、急性期領域を超えて治療効果が期待されつつも適応が厳密に定まっていないあらゆる治療戦略の最適化を通した医療全体の質の向上に寄与していく予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)