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伊勢湾西岸におけるスナメリのモニタリング体制の構築

Research Project

Project/Area Number 23H05401
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Review Section 4120:Environmental analyses and evaluation, environmental conservation measure and related fields and related fields
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

Kanda Ikuko  三重大学, 生物資源学研究科, 技術補佐員

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2024-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥330,000 (Direct Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥330,000 (Direct Cost: ¥330,000)
Keywordsスナメリ / 伊勢湾 / 地域個体群 / アンブレラ種 / 沿岸生態系 / ストランディング / 環境教育 / シチズン・サイエンス
Outline of Research at the Start

IUCNレッドリストにおいて絶滅危惧種(EN)に指定されているスナメリ(Neophocaena asiaeorientalis)は,沿岸性がきわめて強いため,様々な人間活動による影響を受け続けており,さらなる個体数減少を食い止めなければならない.本研究ではその第一歩として,地域個体群のひとつである伊勢湾・三河湾における本種の個体群動態の継続的なモニタリング体制を構築することを目的とし,1)市民参加型調査により関心を高め,2)ストランディング調査の効率化と高精度化をはかり,3)ストランディングがスナメリの実際の分布をどのように反映しているかについて,ストランディングと目視調査の比較を行う.

Outline of Final Research Achievements

沿岸性の小型ハクジラ類であるスナメリはIUCNレッドリストで絶滅危惧種(EN)に選定されており,継続的なモニタリング体制の構築が喫緊の課題である.本研究では,本種のうち,伊勢湾・三河湾個体群を対象に,2023年4月-2024年3月の期間,伊勢湾西岸の2地点(三重県津市,伊勢市)において目視およびドローンによる調査を毎月実施するとともに,三重県沿岸に死んで打ち上がるスナメリのストランディングに関する情報を収集し,モニタリング体制の基盤づくりを目指した.その結果,陸からの発見頭数とストランディング発見頭数の季節的な変化は,必ずしもその傾向が一致しないことが明らかになった.

Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements

調査で得られた動画やデータを用いて,伊勢市および鳥羽市の小学校を対象とした出前授業や野外での観察会,博物館の来館者を対象とした学習会やワークショップを実施し,広報・啓発活動を進めた.伊勢湾に生息するスナメリの生態を紹介するとともに長期的なモニタリングの重要性について解説し,本種に対する地元住民の関心を得ることができた.これは将来的に市民参加型のモニタリングを実施していくための基盤となった.さらに,三重県沿岸でストランディング調査を行う三重県総合博物館および鳥羽水族館の協力を得て,本種の情報収集や研究データ公開の場としてのウェブサイト開設に向け,ストランディング通報フォーム等の作成を行った.

Report

(1 results)
  • 2023 Final Research Report ( PDF )

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2025-01-30  

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