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Shiite / Shi'a Society in Thailand - Elucidate the Diversity and Complexity -

Research Project

Project/Area Number 23K00070
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 01030:Religious studies-related
Research InstitutionTeikyo Heisei University

Principal Investigator

柴山 信二朗  帝京平成大学, 人文社会学部, 准教授 (40572235)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Keywordsイスラーム / タイ / シーア派 / イラン革命 / スーフィズム / 伝統主義 / 改革主義 / スンニ派 / 多様性 / ネットワーク
Outline of Research at the Start

タイのイスラーム社会においてシーア派は少数派であり、単一的に捉えられる傾向にある。しかし、シーア派社会にはペルシア系、インド系、マレー系のコミュニティがあり、また、「シーア・カオ」、「シーア・マイ」と称される新旧グループも存在し、その内実は多様な様相を呈している。シーア派社会を単一的に捉えることは、本来の姿を見誤ることになる。
本研究では、民族別コミュニティと新旧グループの形成・発展過程および特性を調査し、更に各コミュニティと新旧グループがどのようなネットワークを有し、シーア派社会の広がりに繋がっているのかを明らかにする。そして、シーア派社会の多様で複雑な様相を解き明かすことを目指す。

Outline of Annual Research Achievements

本研究では、タイのシーア派イスラーム社会において民族別コミュニティと新旧グループの形成・発展過程および特性を調査し、更に各コミュニティと新旧グループがどのようなネットワークを有し、シーア派社会の広がりに繋がっているのかを明らかにし、シーア派社会の多様で複雑な様相を解き明かすことを目指している。
2023年度は現地調査を1回実施した。また、インターネットを通して継続的に補完的調査を行った。2023年度の研究実績は次のとおりである。インターネットを通した補完的調査により収集した情報をもとに現地調査1回を実施した。現地調査では、(1)首都バンコクにおけるタイ及び東南アジアのシーア派に関する現地語先行研究・資料の検索・収集、(2)聖者信仰的側面においてシーア派との関りが推測されるスンニ派スーフィズム(イスラーム神秘主義)に関して、首都バンコクにおけるスーフィー教団の情報収集と参与観察、(3)タイ南部におけるシーア派に関する現地語先行研究・資料の検索・収集、(4)タイ南部におけるシーア派コミュニティの基礎調査と参与観察、(5)タイ南部におけるスンニ派スーフィズムの情報収集と参与観察、を行った。そして、収集した文献・資料及び情報を検討した。、。
上述の検討結果の一部を、公益財団法人日本タイ協会機関誌『タイ国情報』雑誌論文において『タイのスーフィズム』として3回にわたって公表した。また、日本タイ学会年次研究大会及び東南アジア学会年次研究大会にて報告した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

コロナ禍により2回延長し2023年度に並行して実施していた基盤研究(C)研究課題名『イスラームの思想をめぐる包摂・摩擦・排除~タイの新旧グループの対立を媒介にして~』が最終年度であったため、同研究の実施を優先的に行ったことが影響し、2回予定していた現地調査は1回のみの実施となった。
一方、上述『イスラームの思想をめぐる包摂・摩擦・排除~タイの新旧グループの対立を媒介にして~』にて2022年8月に実施したシーア派の新旧グループ(古いグループを意味するシーア・カオと新しいグループを意味するシーア・マイ)についての現地調査から得られた情報、及び、国内滞在時に継続的に行っていたインターネットを通した補完的調査から得た情報により、渡航前の現地調査準備が比較的順調に行えたため、現地での基礎調査を比較的順調に進めることができた。
現地調査では、タイ及び東南アジアのシーア派に関する文献調査、聖者信仰的側面においてシーア派との関りが推測されるスンニ派スーフィズム(イスラーム神秘主義)に関しての情報収集と参与観察、タイ南部におけるシーア派コミュニティの基礎調査と参与観察、タイ南部におけるスンニ派スーフィズムの情報収集と参与観察、を行った。
2023年度は、上述した調査内容を公益財団法人日本タイ協会機関誌『タイ国情報』雑誌論文で3回にわたって公表した。また、日本タイ学会年次研究大会及び東南アジア学会年次研究大会において中間報告を行った。

Strategy for Future Research Activity

インターネットを通して補完的調査を継続的に行うと共に、2024年度は8-9月及び1-3月に各回2週間程度の計2回の現地調査を行う予定である。
これまでの調査を踏まえた上で、(1)タイ南部のシーア派コミュニテイ・ネットワークの拠点を訪問し、その成り立ちや思想と実践等について調査を行う、(2)シーア派のみでなく、タイのイスラーム社会の大部分を占めるスンニ派にとってもイスラーム未開の地とされるタイ東北部や東部におけるシーア派コミュニティを訪ね、基礎調査を実施する、(3)タイ中部のシーア・カオ、シーア・マイのネットワークを確認、する予定である。
研究期間を通して明らかになった研究内容については、公益財団法人日本タイ協会機関誌『タイ国情報』雑誌論文で公表する。また、2024年度に所属学会研究大会での報告及び所属学会学会誌への論文投稿を行う予定である。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (5 results)

All 2024 2023

All Journal Article (3 results) Presentation (2 results)

  • [Journal Article] タイ深南部(南部国境地域)事情 -その66- タイのイスラーム スーフィズム/カーディリー教団(5)2024

    • Author(s)
      柴山信二朗
    • Journal Title

      公益財団法人日本タイ協会『タイ国情報』

      Volume: 第58巻第1号 Pages: 71-81

    • Related Report
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  • [Journal Article] タイ深南部(南部国境地域)事情 -その64- タイのイスラーム スーフィズム/カーディリー教団(3)2023

    • Author(s)
      柴山信二朗
    • Journal Title

      公益財団法人日本タイ協会『タイ国情報』

      Volume: 第57巻第5号 Pages: 70-85

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  • [Journal Article] タイ深南部(南部国境地域)事情 -その65- タイのイスラーム スーフィズム/カーディリー教団(4)2023

    • Author(s)
      柴山信二朗
    • Journal Title

      公益財団法人日本タイ協会『タイ国情報』

      Volume: 第57巻第6号 Pages: 66-76

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  • [Presentation] アユタヤのカーディリー教団:スーフィズムの潮流2023

    • Author(s)
      柴山信二朗
    • Organizer
      日本タイ学会
    • Related Report
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  • [Presentation] タイのスーフィズム:カーディリー教団の系譜とネットワーク2023

    • Author(s)
      柴山信二朗
    • Organizer
      東南アジア学会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

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Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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