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米国における若者ムスリムのコミュニティ運動に関する研究―サードプレイスを中心に

Research Project

Project/Area Number 23K00074
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 01030:Religious studies-related
Research InstitutionToyo University

Principal Investigator

高橋 圭  東洋大学, 文学部, 助教 (60449080)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2026: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Keywordsイスラーム / サードプレイス / モスク / 北米 / コミュニティ / スーフィズム / 若者ムスリム
Outline of Research at the Start

近年米国に暮らす若い世代のムスリムを中心として、多様なムスリムが集うことに主眼を置いた新たなコミュニティの形成が進んでいる。しばしばサードプレイスと称されるこれらの新しいコミュニティは、従来米国ムスリムのコミュニティとしての機能を果たしてきたモスクとは一線を画し、アメリカに育った若者ムスリムのニーズに応えた様々な活動を展開している。本研究はこのコミュニティ形成運動に焦点を当て、その実態解明に取り組むとともに、この運動を米国ムスリム社会全体の文脈に位置づけて評価することを目指すものである。

Outline of Annual Research Achievements

本研究は、近年米国の若者世代のムスリムの間で活発化している、新しいコミュニティの形成運動に注目し、その実態解明に取り組むとともに、この運動を米国ムスリム社会全体の文脈に位置づけて評価することを目指すものである。しばしばサードプレイスと称されるこれらの新しいコミュニティは、既存のモスクとは一線を画し、多様な属性のムスリムが集まることを主眼に置いている点が特徴的である。本研究では、まずこうしたサードプレイスの組織や活動を調査し、事例の蓄積を通じて、この運動を包括的に理解するための枠組みを構築する。そのうえで、この運動が米国ムスリム社会全体の変革において果たす役割や意義の評価を試みる。そしてそこから、最終的には、現代の米国に暮らす若者ムスリムのイスラーム理解や、彼ら/彼女たちが描く「米国ムスリム社会」像の解明を目指す。
令和五年度は、研究体制の確立、先行研究の網羅、文献・インターネット上の資料の調査・分析に取り組んだ。
8月には現地調査に取り組んだ。今回はサンフランシスコ・ベイエリアとロサンゼルスにおいて聞き取り調査や参与観察を実施した。ベイエリアでは、実施者が数年に渡って継続調査を行っているコミュニティ団体であるタアリーフ・コレクティヴ・フリーモントを始めとして、各地のモスクやイスラーム団体での調査、およびこうした団体と関わる関係者への聞き取り調査を実施した。ロサンゼルスでは、特にオレンジ郡アナハイム市とサンタアナ市を中心に、複数のモスクでの調査を実施したほか、サンタアナ市で活動を行うコミュニティ団体であるマジュリスの活動に参加し、参与観察や聞き取り調査を実施した。
研究成果については、調査初年度にあたることもあり、当該年度はまとまった成果を公開することはできなかった。ただし、その準備は進めており、令和六年度に論文や口頭発表の形での公開を予定している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

令和五年度は先行研究の網羅、文献・インターネット上の資料の調査・分析に加えて、約一か月間アメリカ(サンフランシスコ・ベイエリア、ロサンゼルス)での現地調査を実施し、そこで様々な情報や示唆を得ることができた。研究成果については、年度内にはまとまった成果を公開することはできなかったが、すでに2本の論考を執筆しており、令和六年度中の刊行が予定されている。

Strategy for Future Research Activity

令和六年度も引き続き文献・インターネット上の資料の調査・分析とアメリカでの現地調査を実施する。当該年度はサンフランシスコ・ベイエリアでの継続調査に加えて、シアトル市で調査を行う予定である。また、時間的な余裕があれば、シアトル市の調査と同時にカナダのヴァンクーヴァー市でも調査を行う。研究の経過は口頭発表や出版物として発表する。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2023

All Presentation (2 results) (of which Invited: 1 results)

  • [Presentation] コメント(パネル「イスラームの聖者論と権威」)2023

    • Author(s)
      高橋 圭
    • Organizer
      第82回日本宗教学会学術大会
    • Related Report
      2023 Research-status Report
  • [Presentation] イスラームのいま:写真に見るその多様な姿2023

    • Author(s)
      後藤 絵美、高橋 圭
    • Organizer
      東京外国語大学・読売新聞立川支局共催連続市民講座「世界を学ぶ、世界を生きる」第4回
    • Related Report
      2023 Research-status Report
    • Invited

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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