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定量評価を活用した現代日本における演劇研究の基盤整備とその発展的拡張

Research Project

Project/Area Number 23K00229
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 01070:Theory of art practice-related
Research InstitutionSatistical Information Institute for Consulting and Analysis

Principal Investigator

坂部 裕美子  公益財団法人統計情報研究開発センター, その他部局等, 研究員 (50435822)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Keywordsミクロデータ / 長期データ / 統計分析 / 観客分析 / 余暇行動 / 伝統芸能 / 宝塚歌劇団 / デジタルアーカイブ / 演劇史
Outline of Research at the Start

統計の専門家としての目線を最大限に活かしながら、大劇場レベルの各種演劇公演はもとより、いわゆる大衆芸能分野の公演や小劇場での公演まで視野に含めた、戦後日本の演劇公演の趨勢を俯瞰できるような長期時系列データベースの整備を行う。さらに、データ作成のみに留まらず、それを活用しての時系列分析や、政府統計を初めとする各種調査のミクロデータを活用した公演鑑賞者分析など、様々な見地からの定量評価を用いた演劇の実証研究を推し進める。

Outline of Annual Research Achievements

演劇鑑賞者についての調査データというと、劇場公演時に観客に配布して行ういわゆる「観客アンケート」が想起されがちだが、総務省統計局が5年に1度行っている社会生活基本調査では、長年「演芸・演劇・舞踊鑑賞」行動の有無を調査し続けている。この項目の「行動者」(過去1年間に1回以上「行った」と回答した人)を演劇鑑賞者と見なすことで、鑑賞行動分析に資するデータを導き出す。
本年は、社会生活基本調査の1996~2016年調査の匿名データ貸与を受け、「演劇鑑賞者」に限定しての詳細データ分析を開始した。属性項目として調査されている項目を精緻に見ていくと、その項目単独の単純集計結果さえ公表されていない項目(例:勤めか自営か別の行動者率。当然ではあるが会社役員の行動者率が高い)なども見つかっており、5調査間での調査項目の変遷、回答項目内容の差異確認なども含め、まず本年はこの匿名データ全体の収録内容の正確な把握に努めた。また、今回の集計目的からすると、「演芸」「演劇」「舞踊」それぞれの鑑賞者の判別も可能な限り行うことが望ましいため、それぞれの市場規模や、愛好者の行動パターンについての資料を探索した。
さらに次年度以降の計画準備として、日本生産性本部の「レジャー白書」の読み込みも開始した。社会生活基本調査と同一の調査項目もあり、また、民間統計らしく市場変化に対応して柔軟に設定された調査項目もあるので、調査結果にどのような違いがあるのかじっくり比較していきたい。また、矢野経済研究所やぴあ総研などもレジャー市場の推計を行っているようなので、これらの報告書の閲覧や購入、また詳細集計の依頼などが可能なのか、調査を続けていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

データの貸与を受けるところまでは順調で、研究計画全体としては進捗が図られているが、匿名データの利用場所の制限(事前に申請書に記載した場所以外での使用禁止)があり、分析を「少しずつ進める」のが難しいことが分かったので、計画的に、まとまった作業時間をあらかじめ確保するなどの改善策を考案中である。

Strategy for Future Research Activity

今年度はこれまで未着手だった「観客分析」のデータ集計基盤を整えることが最大の目標だったが、ひとまず方向性は定まったので、次年度以降はこの分析に加え、これまでに整備し続けてきた公演データの更新にも取り組んでいく。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 日本の演劇鑑賞者の特徴-社会生活基本調査の匿名データを用いて-2023

    • Author(s)
      坂部裕美子
    • Organizer
      統計関連学会連合大会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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