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19世紀以降の人形浄瑠璃の伝承に関する研究―大阪・淡路・阿波のネットワークを軸に―

Research Project

Project/Area Number 23K00279
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 02010:Japanese literature-related
Research InstitutionOsaka Metropolitan University

Principal Investigator

久堀 裕朗  大阪公立大学, 大学院文学研究科, 教授 (50335402)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2028-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2027: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2026: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Keywords人形浄瑠璃 / 文楽 / 淡路人形浄瑠璃 / 義太夫節 / 日本近世文学
Outline of Research at the Start

本研究は、19世紀(古典化の時代)以降の人形浄瑠璃の伝承に焦点を当て、大阪の「文楽」の資料(浄瑠璃本・番付・劇評その他)と、「淡路人形浄瑠璃」・「阿波人形浄瑠璃」の資料(同上)を比較し、相対的にその内容を分析することによって、現在では失われてしまった伝承(かつては大阪にも存在した浄瑠璃本文・節付け・舞台演出)を掘り起こし、その一部を実演で復活させ、人形浄瑠璃という芸能の多様性の回復を目指すものである。

Outline of Annual Research Achievements

研究計画に記した通り、以下の4点に取り組み、それぞれについて研究を進めた。
Ⅰ.文楽の芝居・文楽座の興行史の見直し:初代文楽の妻の実家に当たる正井家(現淡路市)の資料を調査し、不明な点が多いその家系について、改めて考察を加えた。また文楽の芝居の番付を改めて確認しながら、その興行年表を作成し、興行活動について整理した。まだ論文等にまとめるに至っていないが、次年度中に発表できるよう、整理・考察を進めているところである。/Ⅱ.浄瑠璃本・番付の調査による失われた伝承(上演本文・節付け)の発掘:南あわじ市淡路人形浄瑠璃資料館の鶴澤友路旧蔵浄瑠璃本や、松茂町人形浄瑠璃芝居資料館の浄瑠璃本について調査を行い、いくつかの演目について浄瑠璃本文の分析を進めた。/Ⅲ.劇評記事・舞台写真等の調査による失われた伝承(舞台演出)の発掘:大正期の『浄瑠璃雑誌』から劇評記事を抽出する作業を進めているところである。/Ⅳ.失われた伝承(主にⅡ・Ⅲにより見出したもの)復活の試行:主にⅡの作業と連動しつつ、復活の対象とする演目候補を選定しているところである。
以上、まだ本課題の初年度であり、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、いずれも研究途中の段階にあるが、まず今年度の成果としては、「人形浄瑠璃の改作に関する問題―初演時と改作時の環境の違いに着目して―」という題目で講演を行った(松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館 開館30周年記念歴史文化講演会「人形浄瑠璃の歴史と魅力」2023年10月7日)。近世および近代における人形浄瑠璃の改作について検討を加えており、上記Ⅱ・Ⅲ・Ⅳに関わる問題について論じたものである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究計画記載の通り、「Ⅰ.文楽の芝居・文楽座の興行史の見直し」「Ⅱ.浄瑠璃本・番付の調査による失われた伝承(上演本文・節付け)の発掘」「Ⅲ.劇評記事・舞台写真等の調査による失われた伝承(舞台演出)の発掘」「Ⅳ.失われた伝承(主にⅡ・Ⅲにより見出したもの)復活の試行」について、それぞれ計画通りに調査・整理・分析を進めている。
今年度は研究初年度なので、Ⅰ・Ⅱが中心になっており、まだ成果としてまとめたものも少ないが、現在は研究データを収集・整理している段階にあり、その作業は着実に進めている。よって、おおむね順調に進展していると評価できる。

Strategy for Future Research Activity

今後も当初の研究計画に記した通り、「Ⅰ.文楽の芝居・文楽座の興行史の見直し」「Ⅱ.浄瑠璃本・番付の調査による失われた伝承(上演本文・節付け)の発掘」「Ⅲ.劇評記事・舞台写真等の調査による失われた伝承(舞台演出)の発掘」「Ⅳ.失われた伝承(主にⅡ・Ⅲにより見出したもの)復活の試行」について、それぞれ調査・整理・分析を進めていく予定である。
次年度は特にⅠに力を入れ、資料紹介や論文の形で成果をまとめられるよう努力したい。それと同時にⅡ・Ⅲ・Ⅳの作業も適宜進めていきたいと考えている。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results) (of which Invited: 1 results)

  • [Presentation] 人形浄瑠璃の改作に関する問題―初演時と改作時の環境の違いに着目して―2023

    • Author(s)
      久堀裕朗
    • Organizer
      松茂町歴史民俗資料館・人形浄瑠璃芝居資料館 開館30周年記念歴史文化講演会「人形浄瑠璃の歴史と魅力」
    • Related Report
      2023 Research-status Report
    • Invited

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Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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