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近世怪異文芸を中核とした通俗思想の基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 23K00332
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 02010:Japanese literature-related
Research InstitutionKagawa National College of Technology

Principal Investigator

門脇 大  香川高等専門学校, 一般教育科(高松キャンパス), 講師 (30634133)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Keywords近世 / 怪談 / 鈴木正三 / 因果物語 / 奇異雑談集 / 勧化本 / 石門心学 / 通俗教訓 / 近世文学 / 怪異文芸 / 仏教 / 心学
Outline of Research at the Start

近世怪異文芸の発生と展開、および影響関係が認められる通俗思想・仏教・伝承の内実と展開の諸相を解明し、18・19世紀へ継承される様相を明らかにする。
具体的な研究概要は以下の通りである。
1)近世初期怪談の発生と展開の解明
2)鈴木正三を中心とした近世初期曹洞宗・浄土宗の説話環境の解明
3)勧化本・石門心学資料を中心とした通俗教訓書と文芸作品との影響関係の解明

Outline of Annual Research Achievements

2023年度は本研究の初年度であり、おもに研究環境の整備を含めた基礎研究を行った。
本研究の主目的は、「近世怪異文芸に通底する宗教・思想の内実を多角的に検証することにより、文芸作品が内包する諸要素と相互作用の様相、および通俗的な近世文化史の実態その展開の様相を究明する」であり、「1)近世初期怪談の発生と展開、2)鈴木正三を中心とした近世初期曹洞宗・浄土宗の説話環境、3)勧化本・石門心学資料を中心とした通俗教訓書と文芸作品との影響関係」という3テーマの解明を目標としている。この3テーマに関して、以下の調査・基礎研究を行った。
1)近世初期怪談の発生と展開:先行研究・関連作品の収集・整理を行った。特に、以前から研究を進めている『奇異雑談集』『因果物語』に関する資料調査・現地調査を行った。また、井原西鶴作品のうち、説話関連に関する調査を行った。今年度は、「『奇異雑談集』研究会」「怪談文芸研究会」(代表・堤邦彦)において発表を行っており、その成果を公開する準備を進めている。
2)鈴木正三を中心とした近世初期曹洞宗・浄土宗の説話環境:先行研究の収集・整理を行うとともに、関連する寺院への資料調査を行った。これらの調査を通して、新たに関連する資料の所在地などが判明したため、継続して調査を行う予定である。
3)勧化本・石門心学資料を中心とした通俗教訓書と文芸作品との影響関係:先行研究・関連作品の収集・整理を行った。また、自身の過去の研究を再検討し、論文として発表する準備を進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究の初年度ということもあり、関連資料の収集・整理という基礎研究に終始し、研究成果の公開にいたっていない。現職の所在地・環境等により研究時間・環境の制約が大きかったことが影響していると考えられる。また、2024年度に研究代表者が異動することも影響している。
上記の状況ではあるが、本年度の基礎研究を通して新たな研究対象の可能性を見出すことできた。また、異動によって研究環境はより良いものとなった。次年度以降の研究は、より充実するものと考えられる。
上記の状況から、本研究がやや遅れていると評価できる。

Strategy for Future Research Activity

当初の研究計画に従って研究を進める。また、研究を進めることで新たに判明した資料もある。本研究をより充実させるものと考えられるため、調査を行って成果を公開する予定である。
当初の予定からは研究成果の公開が遅れているため、順次発表する予定である。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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