Reception of Non-English Literature in British Libraries from the Late 18th Century to the Early 19th Century
Project/Area Number |
23K00350
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02030:English literature and literature in the English language-related
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
小林 英美 茨城大学, 教育学部, 教授 (70277862)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,290,000 (Direct Cost: ¥3,300,000、Indirect Cost: ¥990,000)
Fiscal Year 2027: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2026: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2025: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2024: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | 18-19世紀 / 英国 / 非英語圏文学 / 翻訳書 / 図書施設 / ドイツ語圏文学 / 会員制有料図書館 / ドイツ文化嗜好 |
Outline of Research at the Start |
18世紀末から19世紀前半の英国における予約購読出版と図書施設を基軸にした読者層と文学の相互影響関係を探る研究である。本研究では、非英語圏、特にドイツ・フランス文学作品とその英語翻訳作品の受容から、大西洋往還の文学・文化的影響を探る。次代への文学嗜好の胎動を、予約購読者の情報、会員制有料読書施設の名簿、そして出版社帳簿資料等の分析によって、実証的に明らかにするものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、18世紀末から19世紀の非英語圏文学作品とその翻訳作品の受容と文学嗜好の形成を、会員制有料図書施設の蔵書や予約購読作品の購入者一覧の分析等の具体的な検証によって把握することを目的とする。またそれは同時代以降の文学思潮とそれに関係する音楽・美術等の芸術、さらには政治思想等との相互関係についての基盤研究に発展しうる課題を包摂するものである。 この研究の初年度は、次年度以降に向けての研究資材の収集と今後の基礎研究という位置づけになる。そのため本テーマを主体とした研究発表・論文の公表は次年度以降とした。今年度の基礎研究は、大別して3つの観点で行った。第1には、前年度までの研究成果から抽出した英国の会員制有料図書館の非英語圏(特にドイツ語圏の文学作品)の蔵書状況とそこに掲載されている翻訳書の書誌情報の収集・分析である。対象とすべき同種の図書館の蔵書リストは概ねオンラインと紙媒体で入手した。その結果、その蔵書の傾向を確認することができ、次年度以降のテーマである同時代の英国文芸思潮との関係性を考察するための素材を獲得した。第2はドイツ語文学の翻訳書の同時代出版状況の先行調査研究の精査である。事前に想定していた通り、作品点数がかなり多かったので、その精査はおおよそ半分程度となり、残りは次年度に継続することにした。第3の観点は、第2の観点と連動するもので、ドイツ語文学翻訳書の流行等についての研究である。第2の観点の研究・調査の過程で新たなに入手した研究書から、未読の古い先行研究があることがわかり、それを精読することで、今後の研究方針を補正・強化することができた。なお今回の実績の一部は、20世紀初頭の英国作曲家と文学の関係についての報告者による論文のなかで、その作曲家と同時代ドイツ文化嗜好についての考察に援用できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
概ね順調であるが、さらに加速が必要な箇所は、18-19世紀のドイツ語文学の翻訳書の蔵書状況の精査である。作品点数が、ある程度想定していたとは言え、かなり多かったため、その精査作業が約半分であるからである。この成果は想定通りではあるが、さらなる推進力をもって残りを次年度に継続する。
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Strategy for Future Research Activity |
推進方策は2つある。まず前掲のドイツ語文学の翻訳書の精査作業の加速である。早期に残りの蔵書を購入して精査を完了する。なお、当初は包括的なオンラインデータベースの購入を想定していたが、焦点が絞られたより適切な文献があることがわかり、そちらを購入することにした。2つ目は初年度で新たに入手した先行研究を利用して同時代文芸嗜好の潮流についての考察を研究発表し、論文化することにである。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)