Inheritance of Memories of the Slave Trade and Slavery after the Taubira Law and its Narratives in French-speaking African and Caribbean Writers
Project/Area Number |
23K00432
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02040:European literature-related
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
中村 隆之 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (20510085)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2026: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 奴隷制 / 奴隷貿易 / 集合的記憶 / レイシズム / フランス語圏文学 |
Outline of Research at the Start |
ヨーロッパがアメリカ諸地域で実施した奴隷貿易と奴隷制の歴史と記憶は、近年どのように捉えられ、扱われているのかをフランスにおける奴隷貿易・奴隷制をめぐる政治的取り組みとフランス語圏文学との関係に着目して研究する。文学研究を基盤にした学際的アプローチをとり、フランスならびにフランス語圏における実地調査や研究交流を実施し、課題の解明に取り組む。4年間の研究期間を通じ、成果物は適宜公表する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題「仏語圏アフリカ系作家に見るトビラ法以後の奴隷貿易・奴隷制の記憶の継承とナラティヴ」は、フランスにおける奴隷貿易・奴隷制をめぐる集合的記憶の「トビラ法」以後の形成過程およびその展望をめぐって実施されるものである。研究初年度にあたる2023年度は、研究遂行者が所属大学の特別研究期間制度を利用して、フランスのパリ・シテ大学に客員研究員として所属し、パリに滞在する機会を得たことから、フランスの奴隷貿易・奴隷制の記憶をめぐる、多くの催しに参加するとともに、関連する行事・展示を見学、記憶の場所の調査をスムーズにおこなうことができた。また、パリ・シテ大学の受け入れ研究者である歴史家オレリア・ミシェル氏の主催による「ブラック・アトランティックの複数の歴史叙述(Historiographies noir-atlantiques)」で研究発表をおこない、さまざまな分野の研究者と交流したことをはじめ、本研究課題に関連する大学院(EHESSおよびパリ第8大)の授業への参加を通じて、研究交流を積極的におこなった。パリ滞在を活かし、イギリス・ケンブリッジのフィッツウィリアム・ミュージアムの「ブラック・アトランティック」展、フランス・ナントの奴隷制のメモリアル、ベナン・ウイダの奴隷貿易をめぐる記憶の場所をはじめとして、フランス国内外での関連調査をおこなうこともできた。主な研究成果として、前述のフランス語の口頭発表のほか、岩波書店の雑誌『世界』での連載記事「ブラック・ミュージックの魂を求めて」を2023年度に公表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画のとおり、パリで研究滞在をおこなうことができたことから、「研究実績の概要」で述べたとおり、研究交流と調査が順調に実施されていることが、「おおむね順調に進展している」と判断する主な理由である。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度も引き続きフランスに滞在し、7月には完全帰国する予定である。5月はフランスにおける奴隷貿易・奴隷制をめぐる催しを調査・見学する予定である。6月には「エドゥアール・グリッサンと翻訳」をめぐる研究集会で発表し、7月には東京の日仏会館の両大戦間期の国際シンポジウムに参加することが予定されている。また、この滞在期間中に、とくにパリに存在する記念碑を多く調査する予定である。日本帰国後は、フランス滞在中に入手した資料を中心に研究を進める方針である。
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Report
(1 results)
Research Products
(8 results)