Project/Area Number |
23K00539
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02070:Japanese linguistics-related
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
竹田 晃子 岩手大学, 教育学部, 教授 (60423993)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 隆 東北大学, 文学研究科, 名誉教授 (00161993)
大木 一夫 東北大学, 文学研究科, 教授 (00250647)
鑓水 兼貴 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 共同利用推進センター, プロジェクト非常勤研究員 (20415615)
作田 将三郎 鳥取大学, 地域学部, 教授 (30566021)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
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Keywords | 東北方言 / 言語地図 / 近代 / 日本語学 / 方言学 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、東北地方に残されてきた近代の大規模方言調査データから、東北方言の言語地図を作成し、言語地理学的な観点から分析することで、東北方言における近代方言史の解明を目指す。東北地方には、日本語史の構築に資する貴重な言語形式があり、個別には研究されてきたが分布は十分に把握されておらず、形成過程について未解明の事柄が多い。そこで、「東北方言通信調査」(1940年前後)のデータから言語地図を作成・分析することで、近代の東北方言史を明らかにする。また、東北大学国語学研究室による追跡調査(1972年度)や記述的調査研究、明治期国語調査委員会の「音韻口語法取調」などと比較することで経年変化を把握する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、東北地方に残されてきた近代の大規模方言調査データから、東北方言の言語地図を作成し、言語地理学的な観点から分析することで、東北方言における近代方言史の解明を目指すものである。本年度は、データ作成と、言語地図作成スクリプト作成の両方について、次の作業を実施した。これまで入力してきた「東北方言通信調査」の調査票データ・地点データについては、約七千点の入力済み調査票データと地点データの確認・修正と、入力漏れが見つかった調査票のデータ化と追加入力を行った。並行して、後代の追跡調査などについて、データ化と入力作業の検討を行った。また、優先的に言語地図を作成するべき音韻項目・語彙項目・文法項目を見定めるために、先行研究や別データにおいて作成されてきた言語地図を点検し、日本語史や各地方言に関する先行研究を収集・確認しながら、語の系統や地域などに分けて一部を検討した。並行して、国立国語研究所作成の言語地図作成プラグイン(拡張機能システム)の機能を参考に、言語地図作成スクリプト(動作プログラム拡張機能)に実装する機能について、機能の簡略化の可能性を検討した。本年度においては、スクリプトに実装させたい機能と、実際に可能な機能のすりあわせが難しいため、最終的な発注に至らなかった。そのため、言語地図作成スクリプト作成にかかる経費の大半を次年度に先送りした。次年度においてはスクリプト作成を発注する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
言語地図作成スクリプト(動作プログラム拡張機能)に実装する機能について検討した。プログラムに実装させたい機能と実際に可能な機能のすりあわせが難しく、言語地図作成プログラム作成にかかる経費の大半を次年度に先送りした。次年度においては作成を依頼する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
言語地図作成スクリプト(動作プログラム拡張機能)に実装する機能について、プログラム作成の専門家とともに、技術的な課題を検討する。国立国語研究所作成の言語地図作成プラグイン(拡張機能システム)の全機能を実装することはできないため、確実に必要な機能に絞り、簡略化したスクリプト(動作プログラム拡張機能)を検討する。
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