Fostering autonomy for language learning in SALC as a community of practice
Project/Area Number |
23K00607
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02090:Japanese language education-related
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
義永 美央子 大阪大学, 国際教育交流センター, 教授 (80324838)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀬井 陽子 大阪大学, 国際教育交流センター, 特任助教(常勤) (00868341)
安部 麻矢 大阪大学, マルチリンガル教育センター, 特任講師(常勤) (90866295)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 自律学習 / セルフアクセスラーニングセンター / オートノミー / 実践コミュニティ論 / 越境 / 主体的な学び / 言語学習支援 / 実践コミュニティ / SALC / 自律的・主体的な学び |
Outline of Research at the Start |
本研究では、自律的な言語学習を支援する場としてのセルフアクセスラーニングセンター(Self Access Learning Center, 以下SALC)に注目し、自己主導型学習を支える学習構造がどのようにして成立するかを検討する。具体的には、SALCでの実践がどのように組織化されているか、SALCの実践に参加する人々のアイデンティティがどのように変容するか、SALCの実践への参加がオートノミーの育成や他のコミュニティへの参加にどのように影響するかを実践コミュニティ論の観点から分析する。それによって、互恵的な関係性に基づいた自律的・主体的な学びの場を構築するための理論的・実践的示唆を提供する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、自律的な言語学習を支援するセルフアクセスラーニングセンター(Self Access Learning Center, 以下SALC)におけるオートノミーの育成を、実践コミュニティ論を援用しながら検討することを目的とする。令和5(2023)年度はプロジェクトの1年目として、以下の取り組みを実施した。 1)オートノミーや実践コミュニティ論に関する理論的検討: オートノミーや自律学習支援ならびに実践コミュニティ論に関する文献を収集し、SALCへの参加の過程やそこでの学びの様相を記述・分析するための理論的枠組みや方法論について検討した。また、これらの検討をふまえ、日本語教師セミナーでの講演(招待)を1件実施した。 2)SALC参加学生へのインタビュー: SALCの活動に参加した学生を対象にインタビューを実施し、印象に残っている活動、困難を感じた活動、活動をうまく進めるための工夫等について尋ねた。これらの結果の一部はすでに口頭発表1件として公表しているが、次年度以降も引き続き分析を行う。 3)SALCと直接・間接に関係するコミュニティとの連携の検討: 本研究が注目するSALCと関連する活動を行っているコミュニティやオンラインサイトとの連携について検討を行い、実践報告1本として公刊した。コミュニティの移動・越境に伴う学びについても今後分析を進める予定である。 これらの取り組みに基づき、次年度以降はSALCの実践がどのように組織化されているか、SALCコミュニティへの参加がオートノミーの育成や他のコミュニティへの参加にどのように影響するか、について分析を進める。これらの分析や考察を通じ、互恵的な関係性に基づいた自律的・主体的な学びの場を構築するための理論的・実践的示唆を提供することを目指す。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
「研究実績の概要」に示したように、令和5(2023)年度はプロジェクトの1年目であるが、研究全体の理論的枠組みの検討、関連するコミュニティとの連携に関する検討、および、SALCにおける予備的調査の点でも一定の成果をあげることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
プロジェクトの2年目以降は、SALCにおける調査をさらに進める。具体的には、SALCにおける参与観察やSALC参加者に対するアンケート調査・インタビュー調査を行い、SALCで行われる種々の実践への参加の過程、コミュニティでの役割やアイデンティティの変化、コミュニティ間の移動等に着目し、データの収集と分析を循環的に実施する。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)