Education in Multiculturalism and Social Cohesion Through English Learning and a New Model for Women's Leadership Education
Project/Area Number |
23K00661
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
|
Research Institution | University of the Sacred Heart |
Principal Investigator |
奥切 恵 聖心女子大学, 現代教養学部, 教授 (70410199)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
|
Keywords | リーダーシップ教育 / 英語教育 / 多文化共生教育 / チームビルディング / コーチング / 異文化教育 / 女性のエンパワメント |
Outline of Research at the Start |
本研究では英語教育による異文化理解と多文化共生社会教育の効果を検証しながら、チームワーク実践に必要なリーダーシップスキルの選定に繋げる。申請者は女子大学で、英語を使用したチームワーク実践教育と多文化共生社会教育により、大学生が自他への気づきと対人関係に関わるスキルを身につけることができ、さらには責任ある意思決定をするスキルを養うことができるという可能性について調査を進めてきた。本研究では、英語学習によるリーダーシップ教育へのインパクトとリーダーシップスキル育成の方法論を明らかにし、社会性と情動の学習を促進する女性のリーダーシップ教育開発モデルを新構築することを目的とする。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、昨年度から収集を始めていた女子大学生のチームビルディングにおけるアンケート調査の結果をまとめ、日本リーダーシップ学会第8回研究講演会において、女子大学生のチームワーク実践におけるリーダーシップとSocial Emotional Learningについて研究成果の発表をすることができた。またThe 15th Annual Women’s Leadership and Empowerment Conferenceでは、大学生が自発的に学習の目標設定をし、他者の情動や価値観を包括的に考え、他者との良好な関係づくりを維持しながら自己の成長に気づく力と、それに伴うコミュニケーション能力との関連について調査し、学生のチームビルディングの計画中と実施後を比較し、計画中は他者との良好な関係作りがフォーカスされ、そして実施後は自己の成長の気づきが多くみられることが分かった。この研究成果から、チームビルディングに取り組む上で大学生が伸ばすことができる項目を、自己と他者への気づきという点から能力別に分析する方法論についての道すじが構築されたといえる。 8月にはオーストラリアメルボルンで日系企業のマーケティングマネージャーをしている女性をインタビューすることができ、オーストラリアと日本のビジネススタイルやリーダーシップの違い、また女性のリーダーシップについて聞き取り調査ができた。その結果、日本の女性の自己肯定感を高めることの必要性やリーダーシップについての概念の変革が重要であることが示唆された。さらには日本とオーストラリアのリーダーシップ教育の実情と将来の可能性について意見交換をすることができ、今後の研究につながる情報が得られた。 さらに11月にはオーストラリアモナシュ大学で教育現場のリーダーシップコーチングについて、現地の高校教員らと研修を通じて意見交換することができた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
日本リーダーシップ学会第8回研究講演会で発表した女子大学生のチームワーク実践におけるリーダーシップとSocial Emotional Learningについて研究成果と、The 15th Annual Women’s Leadership and Empowerment Conferenceで発表したチームビルディングに取り組む上で大学生が伸ばすことができる項目を、自己と他者への気づきという点から能力別に分析する方法論について研究発表することができ、国内外で大学生の英語を使用しながらのチームビルディングにおける課題と成長過程を共有することができた。またオーストラリアに在住の日本女性3名にインタビューすることができ、客観的に日本の女性に必要なリーダーシップと異文化理解について情報収集をすることができた。モナシュ大学では教育現場で必要なリーダーシップコーチングについて学ぶことができ、今後のチームビルディングとリーダーシップコーチング、およびリーダーシップ教育に役立てることができる。
|
Strategy for Future Research Activity |
2023年度に進めた研究についての内容とさらなる課題を明らかにする研究成果発表を、論文としてしたためたい。またさらなるデータ収集を行うことにより、包括的で、さらに一般化することができるような分析を進め、大学生によるコーチングやチームビルディングの方略について調査したい。女性のリーダーシップについての知見を広めるためのホームページもさらに整えて、定期的な情報発信を継続する。
|
Report
(1 results)
Research Products
(9 results)