Project/Area Number |
23K00667
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Kagoshima Prefectural College |
Principal Investigator |
石井 英里子 鹿児島県立短期大学, 文学科 英語英文学専攻, 准教授 (80580878)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | 異文化コンピテンス / 適性処遇交互作用 / 英語教授法 / 帰属複雑性 / 個に応じた指導 / 個別最適化 / 異文化教育 / Culture Assimilator / 同型の帰属 |
Outline of Research at the Start |
今日の外国語教育では、単なる言語の知識やスキルの学習だけではなく、自己や他者の理解、異文化に対する友好的な態度や関心、自分と異なる文化背景を持つ他者を尊重する態度など、多文化共生社会で共存するために重要な資質(異文化コンピテンス)を育成することも重要な教育的課題の1つであると言われている。本研究では、外国語教育の中でも日本で学習者の数が最も多い英語教育の授業に注目し、どのような英語教授法の介入によって、学習者の異文化コンピテンスは育成されるのかという未解決の研究課題について、実験調査を行い、個人差に注目し適性処遇交互作用を検証することによって個に応じた指導方法を明らかにしていく。
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Outline of Annual Research Achievements |
今日の外国語教育では,単なる言語の知識やスキルの学習だけではなく,自己や他者の理解,異文化に対する友好的な態度や関心,自分と異なる文化背景を持つ他者を尊重する態度など,多文化共生社会で共存するために重要な資質(異文化コンピテンス)を育成することも重要な教育的課題の一つであると言われている。本研究課題では,外国語教育の中でも日本で学習者の数が最も多い英語教育の授業に注目し,どのような英語教授法の介入によって,学習者の異文化コンピテンスは育成されるのかという未解決の研究課題について,実験調査を行い,個人差に注目し適性処遇交互作用を検証することによって個に応じた指導方法を明らかにしていくことを目的としている。以下に,調査研究活動の経過と成果を整理していく。
<埼玉県立伊奈学園中学校における介入調査> 2023年4月より埼玉県立伊奈学園中学校で授業観察を開始し,2023年6月下旬において教育介入の実証研究を行った。その準備のため,4月より週1回程度同中学校へ訪問し,飯田徹校長と研究協力者の松倉紗耶香教諭と研究計画について協議を行った。結果,同中学校3年生の教育課程における総合学習の時間および英語の授業において,本実験計画を実施することが認められた。介入実験参加者である中学生80名と,その保護者に対する説明文書と研究倫理等を記した書類を配布し,参加者全員から同意を得ることができた。6月15日に事前調査をオンラインで実施し,6月19日~29日に介入実験を行いその後オンラインで事後調査を実施,10月19日にオンラインで遅延調査を行った。今後追跡調査の予定はあるが,一連のデータ収集は一旦終了した。現在,結果の分析を行っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は本研究計画の初年度だった。当初計画よりも早く実験調査を行うことができたので、おおむね順調に進んでいると思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、データの分析、論文の執筆を行う。また、2年次の今年度は、追加で実験調査を行う予定である。
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