Project/Area Number |
23K00669
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Tokuyama College of Technology |
Principal Investigator |
上田 真梨子 徳山工業高等専門学校, 一般科目, 准教授 (40509600)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2025: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2024: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | ディベート / グループウェア / プレゼンテーション / エッセイライティング / 英語ディベート / 自学 / ICT |
Outline of Research at the Start |
本研究は、英語ディベートを授業で取り入れる際に、指導者の経験による差を埋めるために受講者がディベートのスキルや理論を自学できる学習システムを構築することを目的としている。グループウェアや学習管理システムを利用して、自学できる教材を作成したり、Web上に公開されている動画等を活用するシステムを想定している。以下の項目を実践する。A)学習者のディベート経験を調査し、指導が必要な項目を把握する。B)事前学習が可能な前段階活動を明らかにし、自学教材を作成する。C)授業で自学教材を使用し、学習管理システム上で理解度を評価する。D)自学した内容がディベートのパフォーマンスにもたらした効果を検証する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、英語ディベートを授業で取り入れる際に、指導者の経験による差を埋めるために受講者がディベートのスキルや理論を自学できる学習システムを構築することを目的としている。2023年度は高等専門学校2年生通年必修クラスと5年生の半期の選択科目の授業において、受講者のディベート経験について調査を行った。 5年生の授業においては、価値論題を扱った英語ディベート、政策の是非を問うポリシー・ディベート(日本語)、よりよい政策を共同で練り上げる形式のパブリック・ディベート(日本語)を実践し、ディベートの事後活動として同じテーマで英語でのエッセイライティング活動と英語プレゼンテーション動画作成活動を行った。それぞれの活動の後には、受講者に自身の活動についての意識を尋ねる調査を実施した。アンケート調査により、学習者がディベート学習で学びたい項目や、活動で困難を感じる点が明らかになった。 前期の授業ではオーラル形式のディベート活動、後期の授業ではMicrosoft Teamsに試合チャネルを設けてライティング形式のディベート活動を行い、それぞれの指導過程を記述した。前期の実践は2023年9月の全国高等専門学校英語教育学会で発表して論文投稿を行った。後期の実践は2024年3月のディベート教育国際研究会で発表した。 さらに、ディベートのリサーチ活動の段階でオンライン上のTED Talksの英語プレゼンテーション動画を活用する可能性を探究するため、2022年度に収集していた学習者のTED Talksの自学課題のデータの分析と考察を行い、2023年6月の中国地区英語教育学会で発表して論文投稿を行った。プレゼンテーション動画が社会問題についての理解を深めるツールになることや、プレゼンテーションのスクリプトを読むことが英語学習に役立つと学習者が意識できたことが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度は学習者のディベート経験についての調査と、授業の実践を通して学習者の反応を記述することを目標としていた。実践を記述して学会で発表と論文投稿を行い、オーディエンスや査読者からフィードバックを得ることができた。次年度からの教材作成の指針を立てることができたことから、進捗状況は順調だと判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度は5年生の選択科目の授業において、英語によるパブリック・ディベートを実践することを予定している。実践の過程でディベート学習を自学する教材を試行し、それらを学習者が活用できたかを、ディベート活動後にアンケート調査を行う。また、実践結果について学会発表を行い、指導過程や教材の内容について見直す観点を得たいと考えている。
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