Project/Area Number |
23K00683
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Kanda University of International Studies |
Principal Investigator |
堀場 裕紀江 神田外語大学, 言語科学研究科, 教授 (40316831)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2026: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 読解タスク / ビリーフ / 第二言語 / 日本語 / 英語 / 語彙力 / 母語背景 / 学習 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、母語(L1)以外の言語(L2)で書かれた文章(テキスト)を読むとき、読み目的(例:要約・論述する)によってテキスト処理とそれに伴う理解と学習がどう変わるのか、その読解学習に読み手の言語背景とトピックに関するビリーフがどう関わるのかを明らかにすることを目的とする。まず、文献調査、実験計画作成およびパイロット調査を行う。2、3年次に日本人大学生(L1日本語・L2英語、実験1)とL2日本語学習者(漢字圏・非漢字圏出身、実験2)を対象にした同様の実験を行い、内容理解と読後作文における読み目的・言語背景・ビリーフ傾向の効果を比較分析する。4年次に実験全体の総合考察を行い、研究成果の発表を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究プロジェクトは、「高次レベルのコミュニケーションや学習に関連する目標志向の第二言語(L2)読解とはどのようなメカニズムを持つものか。読解目標によってテキスト処理(特に方略的処理)とそれに伴う理解と学習はどのように変化するのか。言語的特殊性・普遍性や個人差要因(ビリーフ)はどのように関与するのか」という問いに対して答えを導き出すことを目的とする。 初年度はまず、文献調査を行なった。文献調査はテキスト処理研究、応用言語学、および、教育心理学の分野の(主に海外の)学術図書・学術雑誌に掲載されているテキスト処理研究、読解学習研究(理論研究・実証研究)の論文を中心に収集して精読し、テキスト処理における推論生成、テキスト心表象(特に状況モデル)の形成、背景知識とビリーフの関係、および、研究手法について先行研究からの知見を得ることができた。 また、テキスト処理研究、読解学習研究に関連する最新情報を入手するために国内外の関連学会に参加した。国内の学会では、本研究の先行研究になる日本人大学生を対象としたテキスト処理研究についてポスター発表を行なった。 次に、日本語(L1・L2)と英語(L2)を対象にした複数の実験からなる実証研究を行うための準備と計画作成を行なった。実験1では日本語を母語とする英語学習者を対象とするため、英語・日本語の読み素材を収集・選択し、内容・テキスト構造および言語的難易度を検討し、翻訳版を作成した。実験で使用するその他の材料(日本語・英語の語彙テスト、再認テスト、ビリーフ質問紙、事後質問紙など)についても選定および作成を行なった。これらの材料についてのパイロットテストを行い、その結果をもとに材料の再検討および修正を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験1で使用する材料に関するパイロットテストを行ない、その結果をもとに材料の再検討・修正を行なったが、予想よりも多くの時間と労力を要した。そして、実験1全体に関するパイロットテストを行なうために、その実施計画を立てて調査参加協力者の募集を行なったが、応募者数の確保ができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
まず、実験1全体のためのパイロットテストを行なって、実験1の実験計画を確定したい。そのために、調査に参加する協力者募集の方法、研究代表者と研究協力者の間のスケジュール調整、実施時間や場所、具体的手順の見直しを行ない、対象者(参加協力者)となる学部生の人数が充分確保できるように工夫する。また、研究分担者1名が加わることから、定期的ミーティングを行ない、協働および作業分担により、とくに実験の実施とデータ分析についてその効率性と精度を高められるようにする。
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