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e-Learning学習方略の分析と、方略使用を他者調整から自己調整に導く方略指導の構築

Research Project

Project/Area Number 23K00713
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 02100:Foreign language education-related
Research InstitutionMukogawa Women's University

Principal Investigator

佐々木 顕彦  武庫川女子大学, 文学部, 教授 (00779192)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 竹内 理  関西大学, 外国語学部, 教授 (40206941)
Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Keywordse-Learning / 学習方略 / 自己調整 / 他者調整
Outline of Research at the Start

本研究は、①日本人大学生がe-Learningを用いて英語学習を行う際に使用する学習方略を、自己調整と他者調整の連続体の視点を用いて分析し、②学習者をより自律的な学習方略使用者に導く指導法を提言することを目的とする。特に、教師による教育的介入が学習者の方略調整の内在化(他者調整から自己調整への変化)に与える影響を検証し、それをもとに、学習者をより自己調整的な方略使用者に導くための指導法を提案する。

Outline of Annual Research Achievements

【前期】授業外におこなう英語リスニング学習ツールとしてのe-Learningに取り組む日本人大学生を対象とし、効果的・効率的に学習を進めるために意識的に使用する学習方略を教示して使用させ(other-regulation:他者調整)、それらの効果を確認する研究をおこなった。学生を2つの群に分け、実験群には10週間にわたって学習方略を教示し、統制群には教示をおこなわなかった。分析の結果、実験群の学生は、統制群の学生に比べて、定期的かつ反復的にe-Learningに取り組んでおり、また、各レッスン最後にある確認テストの点数から観測される習熟度も高いことがわかった。これらのことから、e-Learningにおけるother-regulationには、学習者の学習行動とその成果に対して、一定の効果があることが確認された。
【後期】学習方略の教示は一切おこなわず、引き続きe-Learningを用いた学生の学習行動のデータを収集した。分析の結果、前期観測された定期的かつ反復的学習行動はほとんど見られず、レッスン最後の確認テストの平均点も下がっていた。このことは、other-regulationによって使用した学習方略は、必ずしもself-regulation(自己調整)的な使用に発達するわけではないことを示唆している。一方、数は少ないが、前期に教示された学習方略を適宜用いながら定期的かつ反復的にe-Learningに取り組んだ学生が数名抽出された。現在、これらの学生への半構造化インタビューを通して、彼らが用いた学習方略を「調整された方略連続体」のother-regulated、mostly other-regulated、mostly self-regulated、self-regulatedに分類する作業をおこなっており、この結果を今夏の国際学会で発表する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初の予定通り、授業外英語学習ツールとしてのe-Learningに取り組む日本人大学生が、効果的・効率的に学習を進めるために使用する学習方略を抽出し、それらを「調整された方略連続体」上にプロットする作業をおこなっている。

Strategy for Future Research Activity

教師による方略指導が、学習者のe-Learning学習方略の使用とその調整に与える影響を調べる。方略指導はe-Learningを授業外学習として課している授業(計15回)の中でおこない、その内容は、①前年度の前期におこなった学習方略の教示、②学習者同士で方略使用の経験などを共有するディスカッション、③教師による定期的なリマインダ提供とする。学習者の方略使用ならびに方略調整の変化については、前年度と同様、半構造化インタビューでデータを収集し、これらを「調整された方略連続体」に落とし込んで方略指導との関係を分析する。これにより、方略指導が学習者の方略使用やその内在化(other-regulationからself-regulationへの変化)に与える影響を明らかにし、国内外の学会で発表するほか、国際研究誌に英語論文として投稿する。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2024

All Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Presentation] Transitioning other-regulation to self-regulation in e-Learning strategies among Japanese university students2024

    • Author(s)
      Akihiko Sasaki & Osamu Takeuchi
    • Organizer
      International Association of Applied Linguistics (AILA)
    • Related Report
      2023 Research-status Report
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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