Project/Area Number |
23K00737
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
|
Research Institution | Kansai Gaidai College |
Principal Investigator |
中野 研一郎 関西外国語大学短期大学部, 英米語学科, 教授 (10780405)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒川 愛子 帝塚山大学, 教育学部, 教授 (50821526)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
|
Keywords | 外国語習得 / メタ言語能力 / 文法知識の内在化 / 個別・自立学習 / 定量分析 / 身体性 / AI |
Outline of Research at the Start |
本研究は、認知言語学及び外国語習得分野の研究において抽象論的に前提とされてきた「身体性」及び「メタ言語能力」の実相を、定量分析の手法を用いて複合的に解析することで可視化提示し、これら両者間の認知的相関関係の解明を目的とする。この目的により本研究では、前回科研費助成により開発した英語教材(通称「ふくろう先生」)及び今回新たに開発する「メタ言語能力」伸長学習プログラムに、AIによるデータ解析機能を持たせ、学習進捗度・理解度等の要因を複合的に分析するシステムの構築を目指す。
|
Outline of Annual Research Achievements |
申請者等の2019年度科研費助成事業(研究課題番号 1 9 K 0 0 8 1 4)において開発された、英語を「身体性」を介して習得させる教材(「ふくろう先生(http://omni-creation.jp/」)は、全国英語教育学会及び小学校英語教育学会において説明され、メタ言語能力が十分に発達していない児童・学習者にとって効果ある英語学習法として公開されている。 上記の経緯を経て本研究は、認知言語学及び外国語習得分野の研究において抽象論的に前提とされてきた「身体性」及び「メタ言語能力」の実相を、定量分析の手法を用いて複合的に解析することで可視化提示し、これら両者間の認知的相関関係の解明を目的として開始した。この目的により本研究では、新たに開発した「メタ言語能力」伸長学習プログラム(通称「Tutorial System: 英文法・英語発話」https://tutorial-system.net/)にデータ解析機能を持たせ、学習進度・理解度等の要因を複合的に分析することが可能となるシステムを構築した。本システムの構築は、外国語教育論及び認知科学の研究分野への新たな研究手法の導入を意味するだけでなく、データ解析結果の学習者へのリアルタイム還元により、学術研究成果の教育活用という社会要請に応えることを目的とした。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2024年4月現在においてプログラム及びシステムの構築を終え、使用による学習効果の測定開始が可能となった為。
|
Strategy for Future Research Activity |
高校1・2・3学年97名、大学1学年及び3学年3学部175名による本プログラム及びシステムの試用により、メタ言語能力の伸張と発話活動による文法知識の内在化(「身体化」)の相関関係を検証する上で必要とされるデータの収集が可能となった。今後、英語授業における集団学習をより個別学習に、また、個別学習をより自立学習に転換させる為に、プログラム及びシステムの使用の仕方を授業内で指導し、学習効果を学習者と共に確認していく方策が採られる。
|