Project/Area Number |
23K00742
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02100:Foreign language education-related
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
高木 修一 福島大学, 人間発達文化学類, 准教授 (20707773)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 評価者トレーニング / フィードバック / メタ分析 / 言語テスト |
Outline of Research at the Start |
学習者がフィードバックを学習改善に活用するためには,課題の内容,質そして評価基準の理解が不可欠である。本研究では英語学習者に対するフィードバックと併せて評価者トレーニングを行うことで,フィードバックの活用可能性を高められるかを検証する。評価者トレーニングに関する先行研究のメタ分析を通して学習者に対して効果的な評価者トレーニングの方法論を特定し,日本人大学生を対象とした評価者トレーニングの効果に関する実証研究を行う。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,学習者にフィードバックを与える際に,評価者トレーニングを行うことによって,学習者にフィードバックの活用可能性を促すかを検証することを目的としている。本年度の目標は評価者トレーニングの効果に関する先行研究の収集を行い、メタ分析に使用するデータを準備することであった。 1年目となる令和5年度は,まず,研究論文に関する様々なデータベースや検索エンジンを用いて評価者トレーニングに関する先行研究を網羅的に収集するための検索キーワードを決定した。その過程でメタ分析の方法論に関する先行研究や,自己評価の効果に関するメタ分析を行った先行研究(e.g., Li & Zhang, 2021; Ross, 1998)の精査を行った。その際,従来のメタ分析の方法論における課題を指摘している先行研究(e.g., Norouzian & Bui, 2023)を踏まえて,2年目以降に先行研究のメタ分析を行うにあたっては,その時点でのメタ分析の方法論に関する先行研究の動向を注視する必要性を確認した。次に,これらの検索キーワードに基づいて先行研究の収集に着手し,並行して収集した先行研究の質評価の手続きや,統計データのコーディングの方法についても検討を進めた。メタ分析に使用するデータセットを完成するまでには至らなかったが、研究代表者と一緒に先行研究の質評価を行う予定の評価者と意見交換を行うことによって、先行研究の収集後にスムーズにデータセットを完成させられるような体制を整えた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の予定では、1年目である令和5年度に評価者トレーニングに関する先行研究の収集及びメタ分析のデータセットを完成させることが目標であった。しかし、データセットの作成準備を進めることはできたが、完成させるまでには至らなかった。これは、令和5年度はコロナ禍により2年間延長していた「若手研究」の最終年度であり、本研究課題と並行しながら、国際学会での研究発表などの成果公表を行う必要があったためである。
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Strategy for Future Research Activity |
同時並行で推敲してきた「若手研究」の期間が満了した。今年度も研究論文の投稿が残っているものの、令和5年度に比べると令和6年度は本研究課題にかけられるエフォートを増やせると考えられる。また、令和5年度の予算にも余裕があるため、研究遂行に必要な先行研究のレビューなどの有料サービスを活用することも検討したいと考えている。
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