Project/Area Number |
23K00810
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 03020:Japanese history-related
|
Research Institution | Seisen University. |
Principal Investigator |
福留 真紀 清泉女子大学, 文学部, 准教授 (60549517)
|
Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
|
Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
|
Budget Amount *help |
¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2027: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2026: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2025: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
|
Keywords | 徳川幕府 / 将軍側近 / 徳川綱吉 / 徳川家治 / 徳川家斉 / 水野忠友 / 水野忠成 / 松平定信 / 政治権力 / 幕府官僚 / 人的ネットワーク |
Outline of Research at the Start |
本研究は、これまでの江戸時代を通しての将軍側近研究の集大成を目標として、時間軸に沿った縦糸の研究から徳川幕府の政治権力を明らかにしたことに対し、それぞれの時期を人間関係の点から掘り下げる、いわば横糸を編み、その細部に迫る研究と位置づけ、人的ネットワークを解き明かし、政治構造、政治権力の研究を深化させることを目的とする。 具体的には、幕閣の人物像を考える上での史料が特に豊富である5代綱吉、8代吉宗、10代家治、11代家斉政権期に注目し、分析する。その結果を、これまでの成果と統合することにより、徳川幕府の政治権力の本質に迫りたい。
|
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、人的ネットワークから見る徳川幕府の政治構造の本質について、5代将軍徳川綱吉、10代家治、11代家斉政権期において、研究成果を挙げることが出来た。 まず、5代将軍徳川綱吉政権期については、茨城県立歴史館において、綱吉の側近牧野成貞について、上田市立博物館(長野県上田市)において、同じく綱吉の側近松平忠周についての史料調査を行った。10代家治、11代家斉政権期については、天理大学附属天理図書館(奈良県天理市)において、松平定信に仕えた白河藩家老服部半蔵による「世世之姿」の調査を行った。加えて、家治の側近水野忠友、および家斉の側近水野忠成について、沼津史談会歴史と文化のまちづくり塾(静岡県沼津市)において、「水野家の復活①ーー忠友の時代」「水野家の復活②ーー忠成の時代」、一般財団法人社会保険協会えびす大学で「田沼意次と松平定信」と題して講演を行い、研究成果を一般に紹介した。また、寛政期の政治をめぐる人的ネットワークについては、「寛政改革期の目付についての一考察ー「風聞」をめぐってー」(『清泉女子大学人文学研究所紀要』第45号)を発表した。なお、本論文の執筆の過程で、岡山藩研究会と幕藩研究会で研究報告を行った。 ほかに、江戸時代全体を通しての将軍側近の変遷について、かねさは歴史の会(横浜市金沢区)で「徳川政治における将軍側近」の題で講演し、これについての書籍の執筆を進めている。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は、所属研究機関が変わったため、申請時の予定より、出張の場所を変更することとなった。しかし、2025年度以降の調査予定だった天理大学附属天理図書館の調査を先に進めたことなどにより、研究の進行に成果があった。
|
Strategy for Future Research Activity |
研究内容についての変更点は無い。江戸時代全体を通しての将軍側近の変遷について、今年度は、かねさは歴史の会(横浜市金沢区)で「徳川政治における将軍側近」の題で講演し、書籍の執筆を進めているが、来年度に刊行する予定である。あわせて、史料調査もすすめる。 また、これまでと同様に、研究論文執筆や学会・研究会での報告、講演など、研究成果の公表に努める。
|
Report
(1 results)
Research Products
(1 results)