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Cultural geographical study of sporting activities in the urban space: Focusing on the body and space for running

Research Project

Project/Area Number 23K01002
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 04020:Human geography-related
Research InstitutionOsaka Metropolitan University

Principal Investigator

福田 珠己  大阪公立大学, 大学院現代システム科学研究科, 教授 (80285311)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2026-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Keywordsスポーツ / ランニング / ジョギング / 都市空間 / 身体 / 文化地理学 / スポーツ地理学
Outline of Research at the Start

都市における人間の活動はすべてが奨励されるのではなく、社会の中で制限・禁止・排除されるものが定められていく。スポーツに関しても同様であり、公共空間で行われるランニングという行為についても、社会状況によってその位置づけが異なっている。市民ランナーはどのような経緯で街中の公共空間を利用するようになったのか、ある時代に可能になった公共空間を走るという行為が、時代とともにどのように変化していったか、市民ランナーが街中を走ることによって、公共空間にどのような影響が及ぼされたか、これらの問いを通して、都市の公共空間とランニングという行為の社会的関係性について解明する。

Outline of Annual Research Achievements

市民ランナーはどのような経緯で街中の公共空間を利用するようになったのか、ある時代に可能になった公共空間を走るという行為が、時代とともにどのように変化していったか、市民ランナーが街中を走ることによって、公共空間にどのような影響が及ぼされたか、これらの問いを通して、都市の公共空間とランニングという行為の社会的関係性について解明することを目標として掲げて、本研究プロジェクトに着手した。
初年度の実績は大きく2つに分けることができる。1つは、研究基盤の整備である。その一環として、ランニング、スポーツと空間・社会に関する文献調査を行うために、不足している資料の収集につとめた。また、ランニングに関する研究者ネットワークを構築するために、日本ランニング学会に加入した。当初、年会で報告する予定であったが、本務と日程が重複しており、雑誌や会員MLによる情報収集にとどまることとなった。もう1つは、都市空間とランニングに関する具体的研究を展開してことである。申請前に行っていた予察的研究の精度を高めるべく、日本における市民マラソン草創期の雑誌記事を精査しなおし、再度考察を行い、論文として発表するに至った。具体的には、「走る仲間のための雑誌」を旗印に1976年に創刊された雑誌『ランナーズ』への人々の投稿を検証し、「市民ランナー」がどのような社会的・文化的条件のもとで都市を自由に走るようになったのか、当時どのような空間がランニングの場として使われていたのか検討し、その結果、都市を走るという行為が、当時の人々の健康観や公害に対する認識、健康や都市環境に関する政策と関連し、都市空間そのものの再評価や改変につながっていたことが明らかにした。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

論文にまとめるなどおおむね順調に進展しているといえるが、当初の計画を変更せざるをえない状況でもあった。その理由の1つは、申請者自身の身体(体調)ともかかわる問題で、当初予定していた研究手法を使用することが難しくなったことである。もう1つは、COVID-19の流行は収まったが、ランニングやマラソン大会をめぐる状況が大きく変化したことである。このような変化を踏まえ、次年度以降の研究も立て直し、新たな視点も模索していく必要がある。

Strategy for Future Research Activity

走るという個人的経験とその変化について、COVID-19流行時期およびその後の変化も含め、調査検討を行う。まず、2023年度にとりあげた時期(1970-80年代)以降、女性ランナーが急速に増加した社会的状況について、社会、身体、感情、都市をキーワードに考察を進める。具体的には、オンライン上に投稿されたテクストの収集読解や参与観察やインタビュー調査などをもとに実施する。また、市民マラソン草創期に全国で整備された施設の現況と変化について、その後のスポーツ推進政策とあわせて、具体的な事例をもとに検討を進める。その際、実際のコースにおける参与観察調査は不可欠となろう。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2024

All Journal Article (1 results) (of which Open Access: 1 results)

  • [Journal Article] 「走る」身体が創造する都市空間―ランニングについての地理学的アプローチー2024

    • Author(s)
      福田珠己
    • Journal Title

      人間科学 : 大阪公立大学紀要

      Volume: 19 Pages: 3-20

    • Related Report
      2023 Research-status Report
    • Open Access

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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