Project/Area Number |
23K01092
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 05020:Public law-related
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐々木 弘通 東北大学, 法学研究科, 教授 (70257161)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 思想及び良心の自由 / 精神活動の自由 / 内心の自発性 / 人権原理論 / 憲法訴訟論 |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、内心の自由を保障する憲法19条について、なぜ・どのように同自由を保障するかに関する憲法解釈理論を、内的に整合性を持つ統一的な体系的理論として構成することにある。本研究は、内心の自由論を「不利益取扱い」型・「外面的行為の規制」型・「自発的行為の強制」型という3つの型の解釈論からなる理論に再構成した上で、各々の型の解釈論について、未解明の論点を検討し、近接領域にある他の憲法条文の解釈論との共通点と相違点を究明する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、内心の自由(=内面的な精神活動の自由。憲法19条)について、なぜ・どのように同自由を保障するかに関する憲法解釈理論を、内的に整合性を持つ統一的な体系的理論として構成することを目的とする。本研究は、内心の自由論を「不利益取扱い」型・「外面的行為の規制」型・「自発的行為の強制」型という3つの型の解釈論からなる理論へと再構成した上で、各々の型の解釈論について、これまでの研究代表者による研究において未解明の論点を検討し、さらに近接領域にある他の憲法条文(14条・21条のほか、15条・38条など)の解釈論との共通点と相違点の究明を行って、一つの体系的な解釈理論を提示することを目指している。 本研究の第1年目である本年度、当初の計画では主に「不利益取扱い」型の解釈論に関する未解明の論点の検討を予定していた。だが「現在までの進捗状況」欄に記す事情により、当初の4年計画を2年計画へと変更することを余儀なくされた。それに伴い、本年度は、「不利益取扱い」型・「外面的行為の規制」型・「自発的行為の強制」型の3つの型の解釈論全てについての未解明の論点の洗い出しと、2年間という時間枠での取り組み上の優先順位づけを行った上で、主に既発表の諸論稿の総合的再点検に従事した。 もともと本研究の成果は本研究の第3年目以降に公表する計画であったが、上記の計画変更により、次年度末に一書として公表する計画となった。そのため、今年度中に公表した研究成果はない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究は4年計画で申請し採択された。だが、本研究の第1年目である本年度になって、研究代表者が科研費の対象外の研究機関に次(2024)年度末をもって転出すると決まり、その時点で本研究を打ち切らざるをえなくなった。そこで本研究を2年計画のものに組替え、次年度末に、その時点までの研究成果を一書にまとめて公表することにした。本年度は、そのハード面(出版のための手はずを整えること)とソフト面(組み替えた研究計画に基づいて初年度の課題を遂行すること)に従事し、いずれも順調に進めることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の第2年目にして最終年度となる来年度は、年度末にその時点までの研究成果を取りまとめて学術図書を公表する。第1年目に引き続いての既発表の諸論稿の総合的再点検とともに、未解明の論点の究明を、時間の許す範囲で行う。具体的には、判例の個別意見の検討、「外面的行為の規制」型の解釈論と市民的不服従論との関係の解明、内心の自発性そのことの人間的観点からの理論的支え直し、という順番で進める予定である。
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