Citation Analysis on Hume's History of England
Project/Area Number |
23K01262
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 06010:Politics-related
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
犬塚 元 法政大学, 法学部, 教授 (30313224)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2027: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 引用分析 / 歴史叙述 / 政治思想 / 受容史 / 思想史方法論 |
Outline of Research at the Start |
デイヴィッド・ヒュームの政治思想をめぐる研究では、近年、彼の長大な歴史叙述『イングランド史』も本格的に分析されるようになったが、この『イングランド史』には、いまだ校訂版が国内外に存在しない、という致命的な問題が残る。本研究は、『イングランド史』の原注に挙げられた引用文献・典拠文献に注目して、いまも十分に判別されていないその書誌情報を確定したうえで、量的・質的な「引用・典拠分析」の手法で、 (1)『イングランド史』というテキスト、(2)初期近代ヨーロッパ思想史、(3)思想史方法論、という3領域にかかる課題を追究する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、主として、研究計画書に示した分析作業1「引用文献・典拠文献の書誌情報の確定」にかかる作業に従事した。すなわち、『イングランド史』に典拠として記された文献のそれぞれについて逐一、EEBO(Early English Books Online)やECCO(The Eighteenth Century Collections Online)等のテキストデータベースを主たるツールにして、だれの、どの本の、何年のどの版を指しているのか、形式および内容において指示は適切かどうか、という点を確定する作業を進めた。 その作業のなかでは、(1)『イングランド史』におけるヒュームは、典拠資料をそのまま転記する(ないしは要約やパラフレーズする)という叙述方法を多用していること、(2)言及がなにより多いのは、ジョン・ラッシュワース編の『歴史コレクション』、『庶民院日誌』、『議会国制史』のような、基本史料集とも呼んでよいタイプのテクストであること、などが判明した。 この研究課題は、引用文献・典拠文献を分析の手がかりとする思想史分析を試みており、これにかかる方法論・メタ方法論の検討もおこなっている。23年度は、「引用・典拠分析」にもとづいて思想の系譜を析出するというそうした分析手法を利活用した発展的な分析として、「政治学史研究における一九五五年体制」、「思想史家としてのジョン・ロールズ──政治哲学者による政治思想史をどう受けとめるか?」という、福田歓一、ジョン・ロールズをめぐる2つの成果を公刊することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ヒューム『イングランド史』のステュアート巻の前半については、「引用文献・典拠文献の書誌情報の確定」にかかる作業をほぼ完了した。24年度は、ステュアート巻の後半についても、継続して同様の作業を続けていく。
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Strategy for Future Research Activity |
「引用文献・典拠文献の書誌情報の確定」という分析作業1が完了したのちには、順次、引用・典拠データの定量的分析に移行し、まずは、巻やテーマごとに、引用・典拠の頻度、「引用年齢」(当該巻と被引用資料の刊行年の差)、叙述年代と引用資料刊行年の時間差などの傾向に違いはあるか等を分析する。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)
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[Book] 『政治学入門』2023
Author(s)
犬塚元・河野有理・森川輝一
Total Pages
320
Publisher
有斐閣
ISBN
9784641151086
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