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英国学派の国際社会論を用いた中国国際政治学の批判的分析

Research Project

Project/Area Number 23K01284
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 06020:International relations-related
Research InstitutionOsaka University of Tourism

Principal Investigator

森田 吉彦  大阪観光大学, 国際交流学部, 教授 (70459387)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2026: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2025: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2024: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Keywords中国の国際政治学 / 国際政治学者の自己認識 / 英国学派 / 国際理論 / 東アジア国際関係
Outline of Research at the Start

現代中国の国際政治学の意味内容に焦点を当てて考察する。その際の分析の道具かつ比較の対象となるのは、英国学派の国際社会論である。そのための必要な書籍等の資料を収集していくが、中国の国際政治学のすべてを網羅的に整理し、評価するのではなく(ただし、中国の国際政治学の構成や広がり自体は、その特徴を表す基礎的かつ重要な情報であるので、分析対象とする)、その特性と背景を成す世界観を解明することを目指す。

Outline of Annual Research Achievements

必要な書籍等の資料について調査し、その収集を進めた。研究の本格化、資料の読み込みの進行にともない、当初予定した課題設定により良い修正を加えることになった一方で、研究費に不足があり、また中国から輸入する書籍の値段が高騰しているために、優先順位を設定して、課題を限定する必要が大きく生じることとなった。
そのため、資料収集にあたっての課題設定に修正を加え、次のように整理した。すなわち、①中国における国際政治学教科書および欧米の研究の体系的紹介、②中国の国際政治学者の自己(国際政治学)認識および中国の国際政治学において重要とされた作品、③中国的な特色ある思想(思考)の国際政治分野への適用、④特に中国における英国学派の紹介と検討・批判の4分野である。
まず、国際政治学教科書および欧米の研究の体系的紹介については、李少軍、倪世雄、王逸舟、陳岳らの教科書とともに、コンストラクティヴィズムやネオクラシカルリアリズムといった欧米の研究動向を紹介する書籍を確認した。国際政治学者の自己(国際政治学)認識では、彼らにとって重要な作品の内容を分析する意義は少なくないことが分かり、梁守徳から秦亜青、閻学通、唐世平に至る作品を集めた。第3に、孫子をはじめとした古代思想を用いた欧米の国際政治学の批判・相対化にはやはり看過しがたい存在感のあることが分かった。最後に、英国学派とのかかわりでは2010年前後に研究の大きな山があるが、苗紅[女+尼]、張小明、劉徳斌などなどの中国語の著作について整理することができた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

資料を集め、整理し、幾度か研究会報告を行なった段階である。当初計画した資料を初年度にすべて揃えることはできなかったし、新しく必要と考えられる資料が多数出てきたので、次年度以降も計画的に資料収集と分析を進めたい。また、この研究課題においては研究上の交流が基礎的に重要な段階であることが改めて理解されたため、可能な限りその機会を求めたい。

Strategy for Future Research Activity

若干予定よりも進行が遅れているが、当初の計画通りに資料の分析を進め、課題を1つ1つクリアして、成果としてまとめていきたい。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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