Project/Area Number |
23K01312
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07010:Economic theory-related
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
坂東 桂介 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (50735412)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河崎 亮 東京工業大学, 工学院, 准教授 (20579619)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
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Keywords | マッチング理論 / ゲーム理論 / 安定性 / 多期間マッチング |
Outline of Research at the Start |
本研究は二つの集団の間のマッチングが複数期間にわたって形成される状況を扱う多期間マッチング問題についての理論分析を行う。例えば、研修医制度において、研修医は研修期間中にいくつかの診療科を研修するスーパーローテーション制度が採用されており、そこでは複数期間にわたって研修医と診療科の間のマッチングを定める必要がある。このような動的な問題では、各主体の選好は相手の過去のマッチング相手に依存する場合が多い。これを本研究では他者に関する経路依存性のある選好と呼ぶ。本研究では他者に関する経路依存性のある選好を許す多期間マッチング問題において参加者にとって望ましいマッチングを見つける手続きを提案する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は二つの集団の間のマッチングが複数期間にわたって形成される状況を扱う多期間マッチング問題についての理論分析を行う。例えば、研修医制度において、研修医は研修期間中にいくつかの診療科(内科、外科など)を研修するスーパーローテーション制度が採用されている。他にも、企業がコンサルタントを雇う場合、企業側はいつ誰に依頼するかという意思決定に直面し、コンサルタント側はいつどの企業で働くかという意思決定に直面する。このような状況では、企業とコンサルタントの間のマッチングは期間ごとに変わりうる。本研究では多期間マッチング問題における望ましいマッチングメカニズムを提案することを目的とする。 多期間マッチング問題では各主体は期間ごとにマッチングを形成するため、理論的には各主体が複数のマッチング相手と契約を結べる契約付き多対多マッチング問題と密接な関係がある。そこで、本年度の研究では契約付き多対多マッチング問題における安定割り当ての存在問題について分析を行った。そこで、安定マッチングが存在するための新たな条件を導出している。この成果は、``Substitutes for nonunitary many-to-many matching with contracts ''と題された論文にまとめられており、ワーキングペーパーとしてオンラインで公開している。また、ゲーム理論ワークショップ2024及びRISSワークショップで報告した。また、2024年度に開催される国際学会への投稿も行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
契約付き多対多マッチング問題に関して安定割り当てが存在するための条件を新たに導出し、その成果を論文としてまとめることができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度の得られた結果が、多期間マッチング問題に応用できるかを検討する。
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