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サプライチェーンにおける垂直的取引関係に関する経済分析

Research Project

Project/Area Number 23K01376
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 07040:Economic policy-related
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

佐藤 美里  岡山大学, 社会文化科学学域, 准教授 (70794585)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2025: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Keywordsサプライチェーン / 排他的関係 / 垂直的取引関係
Outline of Research at the Start

企業の行動を考察する際,投入財サプライヤーと最終財メーカーの関係,最終財メーカーと流通・小売業者の関係といった垂直的な取引関係に注目することは重要である。本研究では,特に企業間の垂直的な取引関係において,企業が排他的なサプライチェーンを選択するのか,オープンなサプライチェーンを選択するのかという問題を中心に取り組む。投入財サプライヤーと最終財メーカーの関係をはじめとする垂直的取引関係において,取引相手を限定するような取引契約が行われる可能性があるかどうか,経済分析を試みる。

Outline of Annual Research Achievements

サプライヤーとメーカーが排他的な関係を構築する場合は現実に散見される。また,どのような市場環境においてメーカーとサプライヤーが排他的なサプライチェーンの形成を選択するかという学術的な問への答えとなるような経済分析はこれまでにも多く行われてきた。ただ,それらの分析の多くは,市場に存在するサプライヤー2社のうち1社に限定して排他的なサプライチェーンを形成するという状況を捉えたものであった。しかし現実には,多くのサプライヤーから1社ではなく複数社を残して排他的な関係を継続する場合も多い。この研究は,そのような状況を捉えるものである。
この研究の事前準備として,サプライヤー数が3社でメーカーが1社であるという単純な設定での分析を完了させた。サプライヤーは同質財を生産している対称的クールノー競争を行うものとして理論分析を試みたところ,1社とのみ取引をする排他条件付取引契約は不可能であるが,取引相手を2社に限定する取引契約の締結は可能であることが明らかになっている。この分析を整理したのち,より一般的に応用可能なモデル設定として,メーカー1社が,元々N社いるサプライヤーからM社のみと契約し,排他的な関係を構築する状況が実現するかどうかの考察を進めている。サプライヤー同士が同質財を生産している対称的なクールノー競争を行う市場において理論研究を行っていることろであり(ただし,N>M>0),均衡解の導出まで終了している。また,最適な排他的取引相手数についても考察できないか検討しているところである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

より一般的な状況に応用可能なモデルを設定することに試行錯誤し,時間を要している。

Strategy for Future Research Activity

令和5年度により一般的に応用可能なモデル設定への展開を検討しはじめており,その設定において排他的な関係を構築する状況を分析していく。また,このようなより一般的に応用可能な設定のもとで,排他的な関係が成立する場合に,何社と取引契約をすることが最適であるのかという問いについても検討していきたいと考えている。メーカー1社がN社いるサプライヤーの中から何社に絞って排他的な取引契約を結ぶことが最適となるのか,排他条件付取引契約の理論分析枠組みを用いて分析を進めたい。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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