行動バイアスとAIを考慮した日米における市場効率性と適応的市場仮説に関する研究
Project/Area Number |
23K01473
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07060:Money and finance-related
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
辻 爾志 中央大学, 経済学部, 教授 (30367990)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2026: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
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Keywords | AI / 適応的市場仮説 / 最適ポートフォリオ / 行動バイアス / 市場効率性 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、(1)デジタル資産等の新しいアセットクラスも考慮したシステマティックな動的資産配分手法の適用と、(2)現在学術的研究の蓄積の必要性が高まっている人工知能(AI)技術の応用により、その重要性が強く認識されている経済主体の行動バイアスを排除し、(3)近年の日米の金融市場の効率性や適応性の度合いを理論・仮説を踏まえながら計量的に検証する。上記のように本研究は、新しいアセットクラスも考慮し、またAIの効果も吟味しながら、新しい適応的市場仮説に関し日米比較をも企図するものである。
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Outline of Annual Research Achievements |
近年の金融取引の高度化・高速化やETF等の新たな金融商品の開発といった金融技術革新や、適応的市場仮説という新たな理論的仮説の提唱等を背景に、金融市場の効率性、さらには適応性に関する議論が新たに進展している。同時に、金融市場における収益機会に関する研究への関心は高まるばかりであり、これらは金融・ファイナンス分野における学術上の恒久的かつ根源的な極めて重要度の高い研究課題である。これらの背景や学術的重要性を踏まえ、研究初年度である2023年度は、複数のデータを用いて以下のような研究を実施した。 まずは新しい金融資産と捉えられる仮想通貨のデータを分析し、その収益性に関する評価を計量的・定量的に行った。 また、日本の株式と円・ドルレートに関して、時系列的に変動する最適ポートフォリオを複数のサンプル期間で検証し、その最適資産配分ウエイトの状況を明らかにした。さらには、 日本の株式と不動産に関しても、時系列的に変動する最適ポートフォリオを複数のサンプル期間で検証し、その最適資産配分ウエイトの状況を明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2023年度は、複数の研究成果の公刊・採択に至ったため、おおむね順調な研究進展状況であると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も、分析対象とする資産データを変えつつ、適応的市場仮説やポートフォリオ管理等の観点も考慮に入れながら日米の各種データを分析し、その収益性に関する評価や、最適ポートフォリオの状況等に関し、更なる計量的・定量的な調査・分析を進める計画である。 また、データの選定・選択のみならず、計量的分析手法・モデルに関する更なる工夫や拡張といった側面についても重要視しつつ、本研究を着実に継続・推進したく計画している。
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Report
(1 results)
Research Products
(3 results)