伝統産業の競争優位性に関する国際比較研究:社会情緒資産理論の再検討
Project/Area Number |
23K01552
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
上野 恭裕 関西大学, 社会学部, 教授 (30244669)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 伝統産業 / ファミリービジネス / 社会情緒資産 / 長期存続 / ファミリー性 / 競争優位性 / 刃物産業 / 線香産業 |
Outline of Research at the Start |
本研究では長期存続を実現している伝統産業に注目し、伝統産業に属する企業の競争優位性を明らかにする。また、日本の伝統産業だけでなく海外の伝統産業にも注目し、国際比較研究を行うことにより、日本の伝統産業の強みを相対的に把握し、発展のための指針を提供する。特にファミリービジネス研究で議論が盛んな「ファミリー性」や「社会情緒資産(SEW)」について、批判的に再検討を行うことにより、より普遍的な理論の構築を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は長期存続を実現している伝統産業に注目し、伝統産業に属する企業の競争優位性を明らかにすることである。また、日本の伝統産業だけでなく海外の伝統産業にも注目し、国際比較研究を行うことにより、日本の伝統産業の強みを相対的に把握し、発展のための指針を提供することも目的としている。特にファミリービジネス研究で議論が盛んな「ファミリー性」や「社会情緒資産(SEW)」について、批判的に再検討を行うことにより、より普遍的な理論の構築を目指すことを目的としている。 2023年度は、研究のスタートとして伝統産業に関する文献調査とデータベースの整備を行ってきた。まず伝統産業に関する既存研究を整理し、関連の文献・資料リストを作成した。そのリストをもとにして、研究の大きな流れを把握し、今後の方向性を検討した。その結果として、ファミリー性の実証分析が今後の有望な研究領域であることを確認するとともに、その実施における困難性を認識した。また、日本の代表的な学術誌だけでなく海外のジャーナルを研究することで、国際比較の重要性を再認識したが、国際比較のためのデータベースの整備も遅れており、その必要性を再確認した。そこで現在、エノキアン協会のリストなどを利用して、伝統産業のデータベースの構築を進めている。また、将来に備えてインタビュー調査や質問票調査に用いるための質問項目リストの作成にも取り組み、国際比較調査の準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
文献研究は順調に進んでいるが、非上場企業が中心となるために、企業情報の収集に時間を要している。特に財務データなど、経営成果に関する資料の収集が困難であり手間取っている。また国際比較のためのデータベースの作成においても、伝統産業の資料については整備されておらず、入手が困難なために遅れが生じている。同時に国際比較のための調査対象選定においても、相手方との交渉に時間を要し、研究の遅れが若干生じている。
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Strategy for Future Research Activity |
伝統産業の企業の基礎データの収集に努めるとともに、国際比較を進めるためのデータ収集も進める。伝統産業の国際比較のためのデータは非常に限られているため、データ収集のために比較対象を広げ、データ入手の可能性を高めていく。また、ファミリービジネスの特性であるファミリー性や社会情緒資産と伝統産業企業の特徴との関係性について、理論的な整理が行われていないため、それも進めていく予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)