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Research on managers' work-life balance and their identity formation

Research Project

Project/Area Number 23K01570
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 07080:Business administration-related
Research InstitutionChukyo University

Principal Investigator

櫻井 雅充  中京大学, 経営学部, 准教授 (50633369)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Keywordsワーク・ライフ・バランス / アイデンティティ / 管理職
Outline of Research at the Start

本研究の目的は,日本の企業・自治体で働く管理職がどのように自らのWLBを実現しながら,新たなアイデンティティを形成しているのかについて明らかにすることである。従業員のWLBを実現するために管理職の役割が重要だとする研究が蓄積される一方で,管理職自身のWLBの実態については十分に検討されてきたとは言い難い。そこで本研究では,アイデンティティ形成という新たな観点から,日本の企業・自治体の管理職を対象とした定性的な調査を実施し,管理職自身のWLB実現に関する新たな理解を示していく。

Outline of Annual Research Achievements

本研究は,日本の企業・自治体で働く管理職が自身のワーク・ライフ・バランスをどのように実現しているのかについて,アイデンティティ形成の観点から明らかにすることを目的としている。具体的には,①管理職のワーク・ライフ・バランスとアイデンティティ形成についての検討するための理論的枠組みの構築と,②日本の企業・自治体におけるイクボス育成の取り組みを対象とした事例分析を同時並行で実施するものである。
以上の目的に沿って,研究初年度にあたる令和5年度は主に,①理論的枠組みの構築のための先行研究のレビュー中心に研究を実施した。まず,日本の企業・自治体における男性管理職の比率の高さを考慮し,職場におけるFatherhood研究に関するレビューを行なった。こうした視点は,働く父親が稼ぎ手としての役割と育児者としての役割を両立しようとする際に抱える葛藤を捉える際に重要となる。このレビューの内容に関して,2023年8月に開催された研究会にて「職場におけるFatherhood研究の展開」と題した研究報告を行なった。続いて,管理職のアイデンティティ形成に関するレビューを行なった。特にミドルマネジャーは,上司であり部下であるという両義的な立場にあることで,統制する/される,もしくは反抗する/されるといった板挟みの状況を経験し,管理者としてのアイデンティティに従うか,あるいは反抗することを要求される。今後はこれらの視点を統合し,それを理論的枠組みとして構築していく。
なお,令和5年度の研究は①理論的枠組みの構築を中心としたものであったため,令和6年度以降は②事例分析のための調査にも着手する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究初年度にあたる令和5年度は,主として管理職のアイデンティティに関するレビューを進めることができたことから,①理論的枠組みの構築に関しては計画通りに研究を進めることができている。
一方で,②事例分析のための調査に関しては,新たな企業・自治体に調査を依頼している段階であり,新規の調査を実施するには至らなかった。この点に関しては当初の計画通りではあったものの,次年度となる令和6年は調査に遅滞が生じないように努める必要がある。

Strategy for Future Research Activity

令和6年度以降の①理論的枠組みの構築に関しては,令和5年度にレビューした内容に基づいてレビュー論文を作成することを予定している。
②事例分析に関しては,イクボス育成に取り組む企業・自治体への調査を進めているものの,当事者である管理職に対するインタビューを実施するには至っていない。新たな調査先を確保するためにも,今後は対象となる企業・自治体への調査依頼を進めていく必要がある。その上で,イクボス育成に取り組む企業・自治体における管理職を対象としたインタビュー調査を実施し,そこから得られた調査結果を理論的枠組みに基づいて分析していくことを予定している。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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