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「使えない上司」の概念化とその影響力に関する研究

Research Project

Project/Area Number 23K01581
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 07080:Business administration-related
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

犬塚 篤  名古屋大学, 経済学研究科, 教授 (30377436)

Project Period (FY) 2023-04-01 – 2027-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Keywords使えない上司 / 概念化 / フォロワーシップ / abusive supervision / 影響力
Outline of Research at the Start

本研究で追究する「使えない上司」とは,部下から使えない(useless)と評されている上司のことを指す.リーダーの“ダークサイド”に関する研究は少ないながらも存在するが,本研究が着目する「使えない上司」は,組織にとって厄介な存在である点では共通しているが,自ら破壊的行為をするわけではない(少なくとも意図的にはしない).さらに,その存在は組織や部下に対し,負の影響だけでなく,正の影響をもたらすことも期待できる.本研究では,こうした扱いにくいリーダーの影響力について多角的に検証することで,新たな理論的・実務的知見を得ることを狙いとする.

Outline of Annual Research Achievements

初年度である23年度は,「使えない上司」の概念化と評価尺度の作成に取り組んだ。
具体的には,「使えない上司」に関するインターネット上のさまざまな記事を収集し,複数の記事が指摘しているほぼ同一の特徴や対処法は1つにまとめるなどの処理をした上で,「使えない上司」を捉えるための30項目からなる質問票を開発した。調査会社を経由して諮問票調査を行った結果,「使えない上司」に関する3つの下位次元が発見された。同時に,「使えない上司」への対処方法についても,3因子が発見された。さらに,これらの3因子が成果変数に及ぼす影響と,その先行要因に関する分析を行った。この分析結果は,2024年度の経営行動科学学会(年次大会)で報告する予定である。
また上記に加え,本研究課題のきっかけとなったサービス提供場面におけるフォロワーシップに関する分析を行った。Kellyが示すフォロワーシップには,「自分で考え,建設的批評をし,自分らしさを持っている,革新的かつ創造的な個人を表現した独自の批判的思考(independent critical thinking)」が含まれており,「使えない上司」への対処法との比較分析が可能になると考えたが,データからはこのような対処法は抽出できなかった。この成果は,2023年度の経営行動科学学会(年次大会)にて報告した。「使えない上司」の認識とフォロワーシップ行動には何らかの関連性があると考えており,引き続き検討していく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

1: Research has progressed more than it was originally planned.

Reason

「使えない上司」を示すテキスト情報が,思った以上に簡単に見つかったため,予定していたテキストマイニング作業を省略することができた。評価尺度の作成についても,17項目-3因子構造のひな型ができたため,今後はこれを使って実証分析を行っていくつもりである。

Strategy for Future Research Activity

23年度で実施した調査によって,「使えない上司」が部下に及ぼす影響に関する分析まで,大まかに終えることができている。分析結果は,abusive supervisionなどの結果とも類似していることから,今後はこれらの研究領域で用いられているシナリオ実験などの調査手法の取入れも検討している。

Report

(1 results)
  • 2023 Research-status Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2023

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] サービス提供場面における顧客からのフォロワーシップ2023

    • Author(s)
      犬塚篤
    • Organizer
      経営行動科学学会 第26回年次大会
    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2023-04-13   Modified: 2024-12-25  

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