Project/Area Number |
23K01609
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
潮崎 智美 九州大学, 経済学研究院, 准教授 (70336072)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土井 一生 九州産業大学, 商学部, 教授 (00247248)
城多 努 広島市立大学, 国際学部, 准教授 (30423966)
大東和 武司 関東学院大学, 経済経営研究所, 客員研究員 (40152194)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2026: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 地域企業 / 伝統産業 / レリジエンス / 国際ビジネス / レジリエンス |
Outline of Research at the Start |
本研究は、分析対象を地域企業に置き、国際環境におけるレジリエンス能力の分析にフォーカスをあてる。具体的には、次の点を明らかにする。① 地域における制約性を踏まえて、地域企業のレジリエンス能力と地域性の関係を解明する。② 国際環境における地域企業の行動がどのように地域企業の再生につながっているのかを明らかにする。③ 地域企業の再生に際して重要な要素となる資金調達が、レジリエンス能力にどのように関与しているのかを明らかにする。④ 以上の検討により、地域企業が紡いできた伝統を革新につなげる方法・プロセスを明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、それらの地域企業が本来的に持つ劣位性をいかにしてグローバルな優位性に転換できるのかを解明することにある。具体的には、地域企業の伝統を国際環境の中でいかに革新につなげ、レジリエンス能力を発揮しているのかを詳細に分析することにある。 本年度は、研究の基礎となる理論を固めるとともに、パイロット調査を兼ねたインタビュー調査を行うという計画であった。その計画に基づき、特に①地域企業がなぜ、またどのように、再生につながる国際展開しているのか、また、してきたのか(国際環境と地域企業の関係性)、②地域企業の再生に際して決定的な要素となる資金調達が、レジリエンス能力にどのように関与しているのか(資金調達と事業継続性の関係性)に焦点を絞り、研究会を開催して議論を深めたのとともに、国際ビジネス研究学会九州部会での報告(2024年3月)、クラフト・ワークショップでの報告(2024年4月)の準備、欧州ビジネス・ヒストリー学会での報告(2024年7月)の準備、論文公表、日本企業の海外子会社や国内伝統産業企業でのインタビュー調査(2023月10月、2024年2月)を中心に精力的に研究活動を行った。具体的には、広島の伝統産業企業である白鳳堂とカイハラ、三重の伝統産業企業である伊勢木綿、ドイツのハイテクベンチャー企業であるビオンテックをケースとして個別に分析を行うのとともに、比較研究することを通じて、比較の視点と軸を定めようとしており、理論の普遍化への道筋を辿っている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
アクセプトされた2つの国際学会と1つの学会部会での報告を行うほか、データ収集と論文の執筆に努める。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画の変更は特にない。アウトプット重視の研究を進める。
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