Project/Area Number |
23K01620
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07080:Business administration-related
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
古賀 広志 関西大学, 総合情報学部, 教授 (20258312)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | マーケティング倫理 / デジタルマーケティング / 組織能力 / 顧客資本 / 信頼 / 行動履歴データ |
Outline of Research at the Start |
本研究では、経験価値を実現する原動力の1つである顧客との間の信頼関係に注目し、優れた信頼関係を構築するための組織的努力(組織的情報活用能力)の意義を明らかにしていく。具体的には、(1)先行研究の批判的検討を通じて、デジタルマーケティングにおける経験価値形成過程における行動履歴情報などの顧客情報活用における倫理的課題を明らかにし、 (2)信頼関係の構築における組織的情報活用能力の意義を確認し、そのような能力を醸成するためのガイドラインを提唱する。
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Outline of Annual Research Achievements |
2023年9月にタイで開催された国際会議(MISNC)において,個人のプライバシー意識に関するWeb調査結果の概要を報告することができた.同報告では,(1)自己情報統制権については,(a)若年層は「削除」の選択率が低い,(b)高齢層は「削除」と「利用制限」の選択率が高い,(c)壮年層は平均的であること,(2)情報発信におけるプライバシー配慮に限定されるけれども,プライバシーに「配慮しない」人が「個人情報の保有期限の制限」の選択率が高く,自己情報統制について関心を抱いていること,(3)データ社会に対する「利便性向上などの期待」と「情報漏洩やプライバシー侵害などのリスクや不安」のどちらを強く感じているかについては,(a)男性が「期待」,女性が「不安」を選択する傾向があること,(b)「期待」する人は,4大SNSを実目と匿名を使い分けて利用しており,自己情報統制については「確認」と「修正」を望んでいること,(c)「不安」をおぼえる人は,SNSを「利用してない」傾向があり,自己情報統制権としては「削除」,「保有期間の制限」,「第三者提供の制限」を重視していること.(d)「不安」を覚える人は,「情報銀行」に対しても委託しても良い情報内容を「趣味」あるいは「なし」と回答する比率が高いことなどを明らかにした. また,2024年度3月にスペインにて開催された国際会議(ETHICOMP)では,ソーシャルメディアを活用した運用型広告が内包する問題点を(1)法的規制が必要となる要因,(2)企業の自主努力で克服可能な要因に整理した上で,顧客価値の創造とマーケティング倫理の追究がコインの裏表の関係にあることを改めて確認することができた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
対面での国際会議が復活しつつある中で,精力的に活動できたと思う.
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Strategy for Future Research Activity |
国際会議での議論を踏まえて更なる分析やマップの精緻化を図っていきたい.
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