Project/Area Number |
23K01633
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 07090:Commerce-related
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
大西 浩志 中央大学, 戦略経営研究科, 准教授 (10778202)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀田 治 日本大学, 商学部, 准教授 (00805632)
野澤 智行 福井工業大学, 経営情報学部, 教授 (40966230)
岩崎 達也 関東学院大学, 経営学部, 教授 (70756840)
飯島 聡太朗 共立女子大学, ビジネス学部, 専任講師 (90801994)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
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Keywords | アート・マーケティング / アート思考 / 経験価値 / アート市場 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、アートのビジネスへの効果的な導入を企業において促進する要素や評価方法を明らかにする。そのために、アート思考を実践する企業の協力の元、従業員に対する大規模な定量調査による統計的解析を行い、企業における組織マネジメントや人材開発および商品・サービス開発の分野に新しい方法論を提示する。また、日本のアート市場に対する既存のデータ分析が市場規模推計などのマクロな視点にとどまるのに対して、本研究では市場調査会社との共同研究を行い、データ提供や共同調査を実施することで消費者のデータを分析し課題を整理し特定する。
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Outline of Annual Research Achievements |
経営領域のアート研究ではビジネスとの関係において、近年、アートの考え方や手法を企業のビジネスにおけるイノベーション促進のために取り入れる、「アート思考」と呼ばれる取り組みが注目されている。本研究の目的は、第一に、企業に対してアートをそのビジネスに効果的に導入できるように促す方法論を構築することである。また第二に、一般消費者のアートコレクターや鑑賞者の市場についても、日本のアート市場の規模は世界市場に比較して拡大の余地があるといわれており、マーケティング理論をアート領域に拡張し、消費者のアート経験価値を理論化し、アート効果の評価方法を解明する。 初年度にあたる2023年度は、「研究目的①企業のアート需要促進」のため、企業・団体へのヒアリング調査を実施し、また本研究プロジェクトが主催した研究セミナーにて実務家を招聘しディスカッションを行った。さらに、ビジネスにおける実務でのアート思考の取り組みについて、二次情報を収集し事例レポートの作成に着手した。「研究目的②消費者のアート需要喚起」については、消費者のアート需要の経験価値に関する理論フレームワークに関する仮説を導出し、仮説を検証するため大規模な消費者への定量調査を実施した。 研究成果については、本研究プロジェクトで研究部会として所属している日本マーケティング学会にて、2023年10月開催の研究大会にて発表を行い、また、同学会の研究部会にて定期的に対外的に報告するセミナーを開催した。また、2023年11月開催の日本広告学会および12月開催の日本マーケティング・サイエンス学会においても研究発表を行った。さらに、研究メンバーによって学術ジャーナルへの投稿を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は、計画通り、企業・団体へのヒアリング調査と消費者のアート需要の経験価値に関する定量調査を実施した。これらの成果は、事例レポートとしてとりまとめると同時に、理論フレームワークの仮説検証のための実証分析に着手した。研究成果は国内学会やセミナーなどで発表した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、追加的なヒアリング調査を実施し、アート思考の効果検証のための調査研究を行う。また、本年度の研究成果で得られた理論フレームワークをさらに進化させる予定である。研究成果は国内外の学会にて研究報告を行い、速やかに学術論文にまとめ学術ジャーナルに投稿を行う。
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