| Project/Area Number |
23K01650
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 一般 |
| Review Section |
Basic Section 07090:Commerce-related
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| Research Institution | Tottori University of Environmental Studies |
Principal Investigator |
磯野 誠 公立鳥取環境大学, 経営学部, 教授 (50550050)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島田 善道 大阪学院大学, 経営学部, 准教授 (50824447)
高橋 佳代 鹿児島大学, 法文教育学域臨床心理学系, 准教授 (90616468)
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| Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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| Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2027: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2026: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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| Keywords | アイデア開発 / 創造性 / 動機づけ / 自律性の感覚 / 統合的外発的動機づけ / 自律性 |
| Outline of Research at the Start |
本研究では、アイデア開発において、いかにして開発者が、自身の価値観にもとづいて、すなわち統合的外発的に、自らの創造性発揮を動機づけようとしているのかを理解し、そのことを可能とする要因を検討する。調査手順として、開発実務者を対象としたインタビューにより、何が開発者自らによる、創造性発揮に対する統合的外発的動機づけを可能とするのかについての仮説を導出し、その仮説を実験により検証する。本研究により、アイデア開発における開発者の創造性発揮のより効果的な支え方が見出されることが期待される。
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、アイデア開発において、いかにして開発者が自身の価値観にもとづいて、すなわち統合的外発的に、自らの創造性発揮を動機づけようとしているのかを理解し(研究1)、そのことを可能とする要因を検討する(研究2)ことを目的としている。そのために研究1では、開発実務者を対象としたインタビュー調査を行い仮説を導出する。研究2ではその仮説を実験により検証する。 初年次である2023年度には関連する先行研究レビューをおこないリサーチクエスチョン(RQ)を設定した。さらにそのRQをもとに20人ほどの開発実務者対象インタビュー調査を実施し、その結果をいったん分析・考察した。 2年次である本年度2024年度にはインタビュー調査を継続実施した。昨年度とあわせて計32人になったところで調査を終えることとし、その結果を分析・考察した。その分析・考察は、M-GTAに沿って進めた。 これまでのところ、次のような知見が導かれた: ①開発者は開発プロジェクトに関わるに際して、先行研究通り、外発的調整によるものから統合的までの幅で外発的に動機づけられている。しかしその中でも主には統合的外発的に動機づけられている。②開発者は自身の価値観と組織の価値観の整合・調整を図ることで、できるだけ自律性の感覚を抱いて、すなわちより統合的となるように自らを外発的に動機づけようとしている。③その価値観の整合・調整努力として、価値観の「層化」方略と、価値観の「取捨選択」方略を用いている。その「取捨選択」方略には、自身の価値観の「堅持」方略、「妥協」方略、組織の価値観への「接近」方略、「回避」方略があり、それらが組み合わされて用いられる。典型的には、自身と組織の価値観を層化した上で、上位層には自身の価値観を堅持、中位層には組織の価値観に接近、下位層には自身の価値観の堅持か組織の価値観への接近がなされる。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
計画としては、研究1の考察を2024年度中に終え、2025年度に学会報告、論文投稿、並行して研究2の調査計画を2025年度に進めることとしている。しかし研究1のその考察が2025年度にずれこんでおり、2025年度中の論文投稿予定は維持するつもりでいるが、余裕はない。2025年度中の研究2調査計画も遅れることが想定される。 それは研究1の主要であるインタビュー調査とその結果分析・考察に当初の想定よりも時間をかけることとなったためである。特にインタビュー調査結果のコーディング、モデル作成、そのモデルとインタビュー調査結果との照らし合わせ、モデルの修正の繰り返しに時間をかけることとなった。しかしこの調査、結果分析・考察は、「いかに開発者は自身の創造性発揮を自身によって動機づけているのか」の理解に直接関わる本研究の最も重要な部分であるために、予定通りにすることよりも考察を深めより妥当性のある知見を導出することを重視すべきと判断した。 できれば2025年度、考察をある程度したところでもう一度、インタビュー調査を追加してその知見の妥当性を確認したい。
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| Strategy for Future Research Activity |
3年次となる2025年度には、ここまでに進めた調査結果の分析・考察をまとめ、論文化し、デザイン学会誌へ投稿する。その際には、研究代表者、共同研究者による研究ミーティングを重ね、考察をできるだけ深め、有意義な知見と仮説を導出する。 その後、論文投稿と並行してここで得られた知見、仮説をもとに、研究2に移行する。 研究2として、研究1から得られた知見をもとに調査仮説をあらためて構築し、その仮説を検証するための調査計画、調査実施、結果分析、考察、そのまとめと論文化を予定する。 その調査方法について、当初の計画では実験を想定していて特に問題なければ計画通りにするつもりであるが、今得られつつある知見を性質を踏まえれば、サーベイ調査による方が妥当であるかもしれない。その調査方法の再検討は、今年度から4年次の2026年度にかけておこなうことになるが、それはまた本研究全体の重要な部分となる。いずれにしても知見の妥当性検討のために、定量調査を実施する。 その2026年度に調査計画、調査実施をおこない、5年次であり最終年度となる2027年度には、調査結果の分析・考察をおこなう。そしてその結果を広く知らしめまたフィードバックを得るために国際学会にて学会報告をおこなう予定とする。学会誌への論文投稿はその2027年度中にできればよいが、学会報告の結果得られたフィードバックを反映させる必要が生じることとなれば、その次の年度になるかもしれない。
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