現代日本の専門職化と性別職域分離に関する社会学的研究
Project/Area Number |
23K01754
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08010:Sociology-related
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Research Institution | Fukuoka Prefectural University |
Principal Investigator |
坂無 淳 福岡県立大学, 人間社会学部, 准教授 (30565966)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2028-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2027: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2026: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2025: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 専門職 / ジェンダー / 性別職域分離 / 専門職化 / 社会学 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、現代日本における専門職化の進展と性別職域分離について、具体的な複数の専門職を取り上げ、社会学的な研究を行う。以下の複数の方法を組み合わせ研究を行う予定である。専門職化と性別職域分離の実態について、公的統計を中心に各職業の人数や男女比の収集と分析を行う。また、各専門職の男女に対するインタビュー調査を行う。さらに量的調査から専門職とジェンダーの結びつきに関するイメージについての分析を行う。以上から、現代日本の専門職化の進展と性別職域分離の実態・原因を明らかにし、問題点についての是正策を提案する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、現代日本の専門職化の進展の実態の解明と、専門職における性別職域分離の実態と原因の解明・是正策の提案を目的として、以下の3つを組み合わせて研究を行っている。具体的には、研究1では、現代日本の専門職化と性別職域分離の実態を明らかにするために、各職業の人数や男女比について、行政の公的統計を中心にデータの収集と分析を行い、また、専門職化と性別職域分離に関する社会学的な先行研究を収集し、理論や先行研究の知見の整理を行う。研究2では、専門職の性別職域分離の実態と原因を明らかにするために、実際にそれぞれの職業についている方へのインタビュー調査を行う。研究3では、専門職とジェンダーの結びつきに関するイメージについて、量的な調査と統計的な分析を行う。5年間の研究計画のうち初年度である2023年度は、研究の体制づくり、来年度以降の調査に関する情報収集のほか、研究1を中心に研究を進めることができた。研究の体制づくりとしては、研究遂行に必要なソフトなどの購入や資料の収集と検討を行った。また、今後の調査の協力の可能性を高め、研究成果を社会に還元するために本研究課題のウェブページを作成した。また、研究1については、分析と研究成果の発表を行うことができた。具体的には、現代の日本の専門職化と性別職域分離の実態について、国勢調査と就業構造基本調査という公的統計から、各専門職の男女別の人数と女性割合についての分析を行った。主な結果として、人数や女性割合の観点から、現代日本において、専門職化と専門職の女性化の進展がみられること、また職業によって性別の偏りがある性別職域分離が引き続き確認できることがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画のうち初年度である2023年度の研究は、おおむね当初の研究計画に基づいて進めることができた。科研費による助成によって、研究の体制づくりを行い、順調に研究を進めることができた。体制づくりとしては、研究に必要なソフトや資料などの購入のほか、本研究のウェブページを作成・公開することができた。研究成果についても、特に研究1:専門職化に関する統計・理論研究については、公的統計の分析結果をまとめ、成果発表することができた。現在は次年度以降の本格的な調査分析に向けて準備を進めているところである。以上の諸点から本研究はおおむね順調に進展していると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度以降の研究についても、おおむね当初の研究計画に基づいて進める予定である。2024年度は具体的には、大きく3つに分けられる本研究のうち、特に研究3:専門職と性別職域分離に関する意識調査を中心に研究を進める予定である。具体的には専門職のクライアントとなる一般の人への量的調査を行って、専門職とジェンダーに関するイメージ、子どもの進路としてのイメージ等についての分析を行う予定である。研究3の調査企画・実施・分析を中心にしながら、並行し、研究1:専門職化に関する統計・理論研究の知見の整理や、研究2:専門職へのインタビュー調査の調査準備も進めていく予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)