Project/Area Number |
23K01811
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
米山 奈奈子 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (20276877)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三隅 順子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 非常勤講師 (80282755)
廣山 奈津子 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 助教 (00733081)
小原 育子 秋田大学, 医学系研究科, 助教 (90883687)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2027-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2026: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2025: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2024: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
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Keywords | 女性相談 / 支援者支援 / 二次的外傷性ストレス障害(STS) / オンライン支援プログラム |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、オンラインシステムを活用した女性相談支援者支援プログラムを開発することである。配偶者暴力相談や女性相談等に従事する相談員を「女性相談支援者」と定義し、女性相談支援者への①自記式無記名質問紙調査、②①の回答者の中から任意で協力可能な者にオンライングループ・インタビュー調査を行う。①については量的研究として分析を行い、②についてはインタビュー内容を質的研究として内容分析を行う。調査内容は、女性相談支援者が、①支援において感じている困難の内容、②二次的外傷性ストレス障害(以下、STS)の体験、③STSの予防とセルフケアについての体験で、結果をもとに教育研修プログラムを開発する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本年は研究実施初年度のため、共同研究者が2名追加になったこともあり、対面による研究チームミーティングにて研究目的の共有をはかり、今後の研究計画について打ち合わせを行った。オンライン教育媒体を作成するにあたり、はじめに女性相談に関わる相談員が感じている困難の実態について調査を行うこととし、調査内容の検討を行った。調査内容は、調査対象者の属性とFigleyの二次的外傷性ストレス障害尺度を中心に構成することとした。 研究チームミーティングの結果をもとに、秋田大学での研究倫理審査申請に向けて書類を作成しているが、諸般の事情で申請には至っていない。 また初年度の経費として、パーソナルコンピュータを購入予定であったが、予定を変更し、フォレンジック看護に関する国際学会に参加し、専門職と二次的外傷性ストレスに関する情報収集を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究代表者の属する秋田大学での研究倫理申請が遅れており、調査研究を進めることができなかった。この理由として、令和5年度は研究代表者が①日本嗜癖行動学会の大会長を担当し、学会開催準備と学会運営にかなりの時間を割かれてしまったこと、②東北アルコール関連問題学会秋田大会大会長を担当したことがあげられる。いずれも、研究代表者が理事として参加するアディクション関連の学会であるため、引き受けざるを得なかった事情があった。 また研究倫理申請書を作成するにあたり、学内研究棟の改築によって、研究データの保管場所等が当初想定していた場所から変更しなければならず、変更後の場所の選定が難航したことも、研究倫理申請書の作成が遅れた一因である。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は、第一に研究倫理申請を行い、早急に女性相談員などの対象者に質問紙調査を行う。調査結果は統計的に分析を行う。また質問紙の回答から、グループインタビューに協力可能者に対して、オンライングループインタビューを実施する。グループインタビューの結果は質的分析を行う。これらの結果をもとに、オンラインシステムを活用した女性相談支援者向けの教育研修プログラム案の作成を行う。 令和7年度は前年度に作成した教育研修プログラムを相談員向けに実施し、STS予防とセルフケアに関する支援プログラムの理解度などを検証する。 令和8年度はこれまでの研究成果をまとめ、国内学会等で報告発表を行う。また教育研修プログラムを無償で公表する方策を検討する。
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