更生保護分野における民間による就労支援実践に関する質的研究
Project/Area Number |
23K01816
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | Saitama Prefectural University |
Principal Investigator |
相良 翔 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (40736469)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
都島 梨紗 岡山県立大学, 保健福祉学部, 講師 (70779909)
宇田川 淑恵 公益財団法人NIRA総合研究開発機構, 研究調査部, 研究員 (90886912)
大江 將貴 九州大学, 人間環境学研究院, 助教 (70981778)
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Project Period (FY) |
2023-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
Fiscal Year 2025: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2024: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 更生保護 / 就労支援 / 社会学 / 社会福祉学 / 質的調査 / 犯罪・非行からの離脱 |
Outline of Research at the Start |
本研究は以下の様に、3つのパートに分けて遂行する。 【文献調査】更生保護分野における民間の就労支援者のあり様について、文献調査を通じて明確なものにする。 【インタビュー調査】協力雇用主や職親などの民間の就労支援者へのインタビュー調査を実施し、そのデータを役 割概念などに基づいて分析・考察する。また、補足調査として海外における民間の就労支援実践者に対するインタビュー調査を行う。 【理論的考察】職員調査を踏まえて、権力論や排除論などの社会理論に依拠した上で、本研究の「問い」について理論的に考察する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は「更生保護分野において就労支援を行う人々の支援実践はいかなるものであるか」という問いについて、社会学的および社会福祉学的に検討することを目的としている。特に協力雇用主や職親などの民間の就労支援者に着目する。我が国の更生保護に関する実践はボランタリーセクターが大きな役割を占めており、就労支援においても同様と言えるからである。そして、それらを把握する上で、インタビュー調査を中心とする質的調査を用いる。 2023年度は質的調査に向けた準備を行った。まず、各都道府県および指定都市の再犯防止推進計画における就労支援に関する記述について検討した。その結果、その対象者に対する就労訓練が内容の中心であった。他方で、就労先の斡旋や就労継続に向けた生活支援に関しては明確に記述したものは少ないことが明らかになった。 再犯防止推進計画の内容に関する検討を踏まえて、年度末に九州地方で活動する民間の就労支援者への訪問調査を行った。訪問調査の結果、就労支援対象者への生活支援に向けた工夫や労苦を伺うことができた。また、民間の就労支援者のネットワーク構築の実際についても把握することができた。 上記を踏まえると、更生保護分野における就労支援を行う人々の実践は、就労という機会を通じて、生活全般を支援するというものであった。そして、これらの実践の意義だけでなく、その阻害要因や意図とは逆に機能する場合についても検討する必要が浮かび上がった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
上述のように、文献調査および訪問調査を2023年度に行っており、順調である。2023年度で把握したことを踏まえて、2024年度以降のインタビュー調査等につなげていく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はインタビュー調査を中心とした質的調査を本格的に行う予定である。2024年度前期には倫理審査に申請し、調査地を設定する。調査地について、前年度訪問調査を行った都市だけでなく、それ以外の都市も検討している。これらの調査を行いながら、「更生保護分野における就労支援を行う人々の支援実践」に関する記述・分析を深めていきたい。
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Report
(1 results)
Research Products
(10 results)